原油レートが21年ぶりに14ドル台になりました。
その後も下がり続け、とうとう現在は11ドル台に突入してしまいました!
【追記】
ブログ投稿の半日後にはなんと…史上初の原油価格マイナスに…
「ガソリンが安くなるラッキー」なんて思っていませんか?
そんな悠長なことは言っていられませんよ。
このまま原油価格が下がりっぱなしなら世界恐慌がやってきます。
原油価格が下がると起こること

原油価格が今の水準のままだとこうなる可能性があります。
原油下がる
↓
競合のシェールガス会社(主にアメリカ)がバンバン潰れる
↓
シェールガスへ投資していた多くの人(直接、間接的)の大損失
↓
市場にお金がなくなり投資全体が滞る
↓
市場の混乱
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世界恐慌
本当にヤバいです。
たとえガソリン代が半額になっても、世界全体の経済がめちゃくちゃになっては意味がありません。
過去の大問題と同じことが起こる

このうち、投資していた多くの人の大損失という部分に関しては、構造が過去のサブプライムローン問題と全く同じです。
証券化され投資の対象とされていることで盛り上がった後、一気に問題が起こって経済に大打撃を与えるのです。
そう考えると日本の不動産バブルも全く同じ構造だったといえます。
原油ショック+新型コロナウイルスで未曾有の大恐慌に

さらに今は新型コロナウイルスが世界的に大流行するという大きな問題も起こっています。
実は原油価格が下がったのは、新型コロナウイルスで経済活動が滞り、原油の需要が大幅に減ったという背景もあります。
どちらにしろ、この両方のショックが続いてしまうと、今までない大恐慌が起こってしまう可能性があります。
わたしは言霊を信じるタチなので、決して原油下がれとは怖くて言えなくなりました。
アメリカなども事の重大さはわかっているはずなので、全力で対処するでしょうが、はやくこの原油安の問題が収まってくれることを願っています。
本記事は個人の意見が多分に含まれております。
サブプライムローンについてはウィキペディアを、原油安の影響については日経新聞の記事を参考にさせていただきました。