手動リピートの【先リピ】利益を実際にバク上げさせた方法

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トラリピをやっている人はこんなことを疑問に思ったことないですか?

めがねこ
めがねこ

あれ?なんでトラリピって価格が上がっても通貨を買うの?

今回はレートが上がった時に買いのポジションを持つことについて、考察をしていこうと思います。

そして先にポジションを持つ先リピの効果について、このブログで検証を続けていきます。

トラリピの基本は相場が全く読めない人用

一定のレンジを決め、そこに等間隔にトラップをしかけて、トラップに触れたら「買い」(または売り)のポジションを取るというのがトラリピです。

本家トラリピ などのリピート系自動売買はよくも悪くも規定のレートでポジションを保有し、規定の利益幅で決済を行います。

このため複雑な注文を行うことがむずかしい仕様になっています。


このトラリピの根底にあるコンセプトはレンジ相場になっている通貨ペアなら、どんなタイミングでも有効なので、汎用性がある戦略ということです。

でも、レートがレンジの上限に近くても、底に近くても同じようにトラップを仕掛けるに抵抗はありませんか?

ごうどん
ごうどん

う~ん、そんなことは考えたことがなかったどん

トラリピではなぜレンジの底にいる時でも高くなるのを待つの?

ここで、めがねこは疑問に思いました。

めがねこ
めがねこ

ふつうのトラリピだとレートが高くなるまでわざわざ待ってから買う場合もたくさんあるよね?

それって有効なのかな?

レートがレンジの底値に近い時でもわざわざ高くなるのを待って買うというのがトラリピの考え方なのですが、それって果たして有効なのでしょうか?

例えば、図の範囲100円~106円までがトラリピを「買い」で仕掛けたレンジだとします。

そして赤丸が現在レートの101円だとすると、トラリピでは赤丸でトラップを仕掛けますが、その上の水色の場所102円, 103円, 104円などでもトラップを仕掛けていることになります。

言い換えれば、高くなるまで待って買っているのです

確かに通貨ペアのレートは確実に上がるという保障はないので、そのレートに到達するまで買わないという選択肢も一理あります。

でも、現在のレートがレンジの底値であれば、すでにほぼほぼ上がると予想しているのと同義なのです。

それなのに、上がるまで待って、わざわざ不利なレートで買う必要はあるのでしょうか?

手動リピートで使える「先リピ」という考え方

そこで提案するのが先リピという考え方です。

先リピとは

トラリピで現レートより高いトラップの分を先どりで保有する方法

これは手動リピートだからできる技になります。

画像の赤丸のレート101円で、102円、103円、104円で買う予定だった分すべてのポジションを持ってしまえばどうなるでしょう?

レートがいつか上がるという前提が必要ですが、もし102円になったら元々101円で買う予定だったポジションを決済すれば、普通のトラリピと同じように1円の値幅が取れます。

そして、103円になったら102円で買う予定だったポジションを決済すれば、実際は101円でポジションを持ったので2円の値幅が取れます。

このように、普通のトラリピよりも多くの値幅を取る事ができるのです。

めがねこ
めがねこ

オレンジの矢印の分だけ差益が取れるようになります

また、プラスのスワップの効果を考えてみましょう。 

プラスのスワップが付与される通貨ペアでこの方法を行えば、さらなる利点があります。

レートがトラリピの意図したレートより安いだけでなく、ポジションの保有期間もおのずと長くなるため、もらえるスワップ額も段違いに増えるのです。

このように先リピは利益を増やす上で大きな利点があります

トラリピをアレンジした先リピに弱点はないの?

では、先リピに弱点はないのか?というところが気になりますよね。

これは、残念ですがあります。

先リピでは普通のトラリピより多くのポジションを持つので、始めたとたんにレートがいきなりレンジアウトしてしまった場合は、普通のトラリピより損失額が大きくなります。

ちゃっぴ
ちゃっぴ

弱点はふつうにあるのね

また万が一ですが、先リピで保有したポジションが途中でプラススワップからマイナススワップにかわってしまった場合は、本来より多くポジションを持つためスワップが痛くなります。

ようは、先リピのスワップの利点が逆にアダになる可能性もなきにしもあらずなのです。

では先リピの弱点は本当に不都合なのか?

先リピの弱点は2つありました。

1つはいきなりレートが落ちた時に損失額は増えること、もう1つはマイナススワップになった時に困るということです。

ここで、それぞれを検証していきます。

先リピ開始後、いきなりレートが落ちた時

先リピをはじめて、いきなりロスカットレートまでレートが落ちてしまえば、確かに普通のトラリピよりは損失額が大きくなります。

ふつうのトラリピの損失イメージ

でも、確かに先リピを行うと普通のトラリピよりは損失額が増えますが、元々のレートが低い分そこまで損失額は拡大しません。

ポジションは多いが、下落幅は少ない

結局、トラリピで損失額が大きく拡大するのは仕掛けレンジ内でポジションを全て保有してから下落する場合です。

すべてポジションを保有してからレンジ外へ落ちたときの損失額のイメージ

そして、これが起こるのは普通のトラリピを行ったときです。


そう考えると先リピは普通のトラリピの欠点を補っているとも言えます。

先リピしている通貨ペアのポジションがマイナスになってしまったとき

おさらいというか、確認ですが先リピはプラススワップの通貨ペアのポジションを念頭においています。

だから、多めの通貨ペアを持っても上がれば確定利益が増やせるし、上がらなくてもスワップがポジションを先取りした分だけ多くもらえるという利点があるのです。


ポジションがマイナススワップになってこの法則が崩れてしまえば、先リピの効果は半減してしまいます。

先リピのポジションが途中からマイナスにかわってしまえば、マイナススワップがハイペースで積み重なります。

先リピの理想的な条件

先リピの理想的な条件は、

・レンジ相場になっていること
・レートがレンジの下限に近いこと
・プラスのスワップが長い間、期待できる通貨ペアであること

この3つが理想的な条件になります。

そして、すべての条件がそろう理想的な通貨ペアはなかなかありませんので、どこかで妥協が必要になりそうです。


わたし自身は、いままでカナダドル円と人民元円でこの先リピを行ってきました。

カナダドル円はタイミングも悪く(底値からほど遠かった)そこまでの効果は感じられませんでした。

だけど、人民元円の先リピの効果はすさまじく、おそらく普通のトラリピと比べてかなりの利益を上乗せできていたはずです。

利益の上乗せの細かい比較検証はむずかしいのですが、人民元円の実績や人民元円の先リピを始める前の検証を見ただけでも控えめにみても20%、下手すれば40%くらい、普通のトラリピより利益を増やせたと考えられるのです。

手動リピートならではの利点を生かせるのが先リピ

手動リピートは手間がかかるけど条件がよい取引ができるのは、ほとんどの方が知っています。

ただ、手間がかかる割には失敗した時に機会損失を出す可能性もあり、リピート系自動売買の方が手動リピートより優れていると考える方も多いようです。


手動リピートが適しているか、リピート系自動売買が適しているかは、その人の特性や運用する資金額にもよるので、優劣はありません。

ただ、手動リピートは単に手数料の差だけでなく、先リピのように小さなリスクで利益を大きく伸ばす方法をあることは知っておいて損はないでしょう。

この他に、手動リピートでは損出しも簡単に行うことができます。

こちらも、リピート系自動売買では逆に煩雑になり、1つ1つ自分で行う手動リピートだから簡単にできる施策なのです。

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