いぜんご紹介した先リピですが、カナダドル円では試験的に行っていたものの、なかなかよい通貨ペアがみつかりませんでした。
でも、このたび人民元円なら良いのではないか?ということで運用を始めてみました。
中国人民元で先リピをはじめた理由
人民元円はまえに手動リピートをやめたにゃろが
今回、なぜこのペアで運用することにしたかというと一番大きな理由はスワップ(金利)が高いからです。
私が運用で使っているみんなのFXの取り扱いペアの中では、4番目にスワップの高い通貨ペアで、1万通貨につき1日10円のスワップがもらえます。
また、完全なレンジ相場になっているとは言い切れないものの、中国自体が現在世界2位の経済大国であることから、通貨の価値が恐ろしく暴落する可能性は低いと考えます。
中国人民元のレンジ
長期的な中国人民元円のレンジは大体12円~20円の間です。
今回、注目したのはここ3年ほどのチャートです。
下の画像の赤の線で囲まれた範囲が3年間のレンジなのですが大体14.5~17.5円の間に納まっています。
つまり現在は15.4円くらいなので安値圏にいるということになります。
中国人民元円での先リピ設定
今回はこの15.4円をベースにして想定レンジ14円~17円で先リピを仕掛けていきたいと思います。
先リピをはじめる前にまずは普通に手動リピートをすると仮定して試算してみます。
資金25万で試算すると0.2円の仕掛け幅で1万通貨を買いでトラリピするという結果がでました。
ただしこれだと普通の手動リピートとかわらないので、この表をベースにしてアレンジしていきます。
具体的には、15.4~17円までに買う予定のポジションを15.4円でいっぺんに買います。
そうすると、このような試算になります。
つまり15.4円で9万通貨の買いポジションを持ち、15.6円、15.8円…..とレートが上昇していくごとに1万通貨ずつ決済します。
15.4円からレートが上昇した時に限りますが、この方法だと決済差益が普通の手動リピートよりかなり増えます(初回に限る)
また、14円で損切りする運用であれば168,000円の資金ではじめることができるのもわかると思います。
先リピの利点と注意点
先リピはレートがレンジの下限近くにある時に上昇分のポジションを一気に持つことによって、レートが上がった時に通常のトラリピより多くの利益を得られることが一番の利点になります。
また、1回上昇分のポジションが決済されたら、次の仕掛けは通常の手動リピートと同じにします。
このように仕掛けのポジション数を変化させるので元祖トラリピなどの自動系売買ではこの方法を行うことができません。
とうとう手動に脚光が当たるときがきた!のか?!
注意点としましては、一度レートが17円まであがったら、普通の手動リピートと同じとなりますので、評価損は普通の手動リピートの表を参考にする必要があります。
つまり17円から14円までレートが落ちた時の含み損は24万円となります。
ただし、この時には最低でも7万円の決済益があり、スワップ益も積み重なっているはずなので168,000円の資金で問題ないという試算になります。
まぁ、やっチャイナって言われているからやってみるか
効果があるか実践あるのみ
理論上は効果がありそうな先リピですが、正直どれほど効果があるのかはよくわかりません。
すでに実践をはじめましたので、経過はまたブログ上でお伝えしていこうと思います。
とりあえずはレートが大きく動かなければ、9万通貨の中国人民元を保有している状態になるので、日々90円のスワップを受け取ることができるようになります。