2020年8月 最新データに更新
AUDNZD(オージーキウイ)でいちばん利益が出るトラリピ設定を教えてくれどん
めがねこが教えたる
バックテストという方法で運用実績ダントツNo1の豪ドルNZドル(AUDNZD)の最強設定を2020年5月に探し出しました。
今回は新しいデータを使って再度バックテストでベストな設定を検証していきます。
前回のAUDNZD(豪ドル/NZドル)バックテスト結果のおさらい
設定レンジ
設定レンジは下記のようにコアレンジャーを意識した売と買の幅をとっていました。
レート | 買/売 |
---|---|
1.000~1.100 | 買 |
1.040~1.150 | 売 |
参照データ
アビさん(@chan_abi_blog)のバックテストツールを使用し2015年4月~2020年3月までの5年分の1時間足のデータを使いました。
前回のテスト結果
13ものさまざまなトラップ幅、利益幅でバックテストを行い仕掛幅25pips/利益幅50pipsがベストな設定という結論にいたりました。
年間利益率に換算すると45.34%でした。
この結果を元に、めがねこ自身も手動リピートにこの設定を採用しました。
今回のバックテスト環境
設定レンジ
今回は2つ設定レンジを使ってバックテストをします。
前回と全くおなじコアレンジャーに、より資金効率が良いと思われるハーフ&ハーフも追加してテストしてみました。
コアレンジャー
レート | 買/売 |
---|---|
1.00~1.10 | 買 |
1.04~1.15 | 売 |
ハーフ&ハーフ
レート | 買/売 |
---|---|
1.000~1.07 | 買 |
1.07~1.150 | 売 |
参照データ
アビさんがバックテストツールに新しいデータを入れてくれたため、今回は2015年6月~2020年5月までの5年分の1時間足のデータを使います。
バックテストツールアップデートしました!
— アビ@トラリピFX (@chan_abi_blog) August 10, 2020
更新内容
・クロス円以外の通貨のバックテスト速度向上
今後しばらくアップデートは控えめにして、ぼちぼち検証結果をつぶやいていきます😅 https://t.co/MpYMwWpzdM
テスト範囲
前回にくらべて、ツールがかなり高速化されたため今回はトラップ幅を5つ準備しました。
トラップ幅
10pips, 20pips, 25pips, 50pips, 100pips
それぞれのトラップ幅において、5つ程度の利益幅をテスト、さらにそれをコアレンジャーとハーフ&ハーフの2パータンで行いました。
なんと総テスト数は56回!
これでほんとうの本当にベストな設定がわりだせるどん♪
【最新】AUDNZD(豪ドル/NZドル)5年間のバックテスト結果
トラップ幅ごとにテスト結果をグラフにしました。
トラップ幅10pips
利益幅260pipsの年利61.21%がベストという結果が出ました。
すべての利益幅においてコアレンジャーの方がハーフ&ハーフより利益率が高くなりました。
トラップ幅20pips
利益幅250pipsの年利60.74%がベストという結果が出ました。
こちらもすべての利益幅においてコアレンジャーの方がハーフ&ハーフより利益率が高くなりました。
トラップ幅25pips
トラップ幅25pipsでも利益幅が広い250pipsの年利61.13%がベストという結果でした。
またまたすべての利益幅においてコアレンジャーの方がハーフ&ハーフより利益率が高くなりました。
トラップ幅50pips
トラップ幅50pipsでも利益幅が広い200pipsの年利59.97%がベストでした。
こちらでもコアレンジャーの方がハーフ&ハーフより利益率が高くなりました。
トラップ幅100pips
トラップ幅100pipsでは利益幅が140pipsの年利58.05%がベストでした。
トラップ幅100pipsのときだけ、ハーフ&ハーフのほうが常にパフォーマンスがよくなりました。
また、利益幅を多少かえても年利に大きな差が出ないという特徴がでました。
今回のバックテスト結果の分析
なんと今回は前回と全く違う結果が出てしまったので、それも踏まえて分析していきます。
基本的に利益幅が広いほうが利益率が高い
前回は25pipsトラップ幅/50pips利益幅がベストという結論でしたが、利益率は45.34%でした。
今回は利益幅が広い設定では軒並み前回のベスト設定より相当に良い結果が出ています。
やはり利益幅は広いほうが良い結果が出ると結論づけられそうです。
ちょっと前回のテスト結果と違いますが、これについてはのちほど触れます
なお、利益幅が広いほうが利益率が高いという傾向は他の3つの通貨ペアでも見られる現象だったので間違いはないはずです。
トラップ幅はそんなに重要ではない
各トラップ幅のベスト設定はどれもおおよそ利益率60%程度でした。
バックテストはあくまでも過去のデータをテストしたものなので1~2%の差は重要ではないと考えます。
利益幅は大事ですが、トラップ幅についてはどれでも結果は大きく変わらないと思われます。
基本的にコアレンジャーの方が利益率が高い
すべてコアレンジャーの方がハーフ&ハーフより利益率が高い結果がでました。
ハーフ&ハーフの方が資金が少なく運用できますが、できる限りコアレンジャーで運用したほうが利益があがりそうです。
利益幅をこれ以上広げるのは無意味
グラフよりさらに利益幅が広い設定でも実はテストをしています。
結果、利益率が落ちたのでスペースの関係で今回はグラフには載せませんでした。
いくら利益幅が広い方が利益率が高いはいえ、グラフの数字より広い利益幅にすると逆に利益率は落ちます。
【疑問】なぜ前回と違う結果がでたのか?
前回とかなり違う結果が出たことについて、いろいろ考察してみました。
テスト回数が今回よりも少ないのも一因だと思いますが、ベストの設定を探すために利益率が上昇したものは突き詰めていったので、これは当てはまらなそうです。
いちばんの原因はバックアップツールのアップデートにあると考えています
実は前回のバックアップテストツールでは利益額を正確に出すことができない仕様で、1NZドルを固定額(70円)として利益額が計算されていました。
でも、実際は5年間で1NZドルは59円~89円と大きく変動しています。
今回のバックテストツールではこのNZドルのレート変動も正確に反映するので、違った結果になったと考えられます。
つまり、今回はさらに正確なテスト結果になったってことだにゃ
AUDNZD(豪ドル/NZドル)バックテスト結果の注意点
今回のバックテストでは、前回よりはるかによい結果が出ました。
でも、結果を鵜呑みにはできない注意点もあります。
- スプレッドが考慮されていない
- スワップが考慮されていない
- バックテストツールの精度
テストにはスプレッドが考慮されていない
このバックテストツールはスプレッドを反映していません。
よって実際の運用より間違いなく良い結果が出ています。
実際はテストより運用条件が悪くなるので、いくらか利益率が落ちることをご了承ください。
スワップが考慮されていない
同じくスワップも考慮されていません。
オーストラリアとニュージーランドの政策金利は大きな差異がありませんのでスワップの影響は小さめです。
それでも昨今はマイナススワップが割高なFX口座がほとんどなので、実際の運用ではスワップのマイナス影響が少しは出ると想定しています。
バックテストツールの精度
非常に素晴らしいバックテストツールですが、個人が開発されたものであり、動作保証のテストもわたしにはできません。
さらに円が絡まないテストはより複雑になるので、結果が正しい保証まではないことはご了承ください。
バックテストに基づいて手動リピート設定をしてきためがねこ的には、かなり精度は高いという肌感覚をもっています
最高のトラリピ設定を割り出せたことに感謝
以前のテスト結果を大きく凌駕したトラリピ
の最高の設定がわかったことは今回の大きな収穫です。
それもこれも(あえて注意点なども書きましたが)アビさんがバックテストツールを更新してくれたおかげです。
より正確でありながらなんと以前の10倍以上のスピードで動作します。
ほんとうにアビさんには感謝です
めがねこの手動リピートではダントツ1位の成績を収め続けている豪ドルNZドル(AUDNZD)
今回のバックテスト結果を反映させれば、いまよりさらに利益率をあげることができることでしょう。
やってみたい人には設定ガイドもあるよ
その他の通貨ペアのバックテスト
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