押し目買いがシンプルで非常に有効なトレード手法なのはなぜか？

2023年5月19日2023年5月20日

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押し目買いは上昇相場でレートが一時的に下がった時を狙って買うトレード法です。

押し目買いとは

相場が上昇トレンドの時に価格が一時的に下がるタイミングを狙って買うこと

トレーダーの間で最も認知されているトレード法である押し目買いはシンプルでいて最も有効です。

押し目買いがなぜ有効なのかを詳しく解説

トレードの基本中の基本とも言える押し目買いはトレード法として非常に優れています。

押し目買いは利益が出しやすく失敗しても大きな損失が出にくいのです

普段はあまり語られない、その有効性について説明をしていきます。

めがねこ

戻り売りも考え方は全く一緒だよ

押し目買いは利益を出しやすい

押し目買いはとても利益が出しやすいトレード方法です。

評価損を抱える可能性が低く、利益が乗りやすいので、まさにいいとこずくめです。

上記のチャートは2023年5月のドル円のものです。

この期間はドル円のレートが上昇基調にあることが見て取れます。

画面の真ん中の円で示されている部分が、2023年5月15日～17日にかけての値動きです。

15日13時頃よりレートが下落し押し目を作りはじめました。

ちょうど日付が変わり17日になるころ（チャートの矢印のところ）で下落は止まり、また上昇基調に戻っています。

もし矢印のタイミングで買うことが出来れば、損失を出さずに利益だけが乗る状況が作れたことになります。

これが押し目買いです

押し目買いをしっかり判断することができれば、トレードで利益を出しやすくなるのです。

押し目買いは損失を限定させやすい

押し目買いは勝ちやすいトレード方法ですが、もちろん必ず成功するとは限りません。

そんな時も損失を限定させてくれるのが、押し目買いの素晴らしいところです。

先ほどと全く同じチャートを用意しました。

今度は矢印のところで買いトレードを行った場合のことを考えてみましょう。

押し目買いはレートが下がったあと「反転を確認してから」買いで入るのが基本です

なぜなら、どこがチャートの底なのかは、後からしか判断できないからです。

よって実際にはちょっとレートが上昇した、今回の矢印のあたりで押し目買いを行うのが一般的です。

この時、判断が正しければこのチャートのように、レートは上昇していきます。

でも、なんらかの理由で判断が間違っていたら、レートは下がっていき損失が出てしまいます。

その時に、実直の安値（グレーのライン）を目途に損切りラインを置くことで損失を限定できます

このように、押し目買いは利益を出しやすく、損失を限定させやすい方法なのです。

めがねこ

押し目を正確に判断できればトレードは勝ったも同然

押し目買いがここまで有効な理由

押し目買いはなぜこんなに万能なのでしょうか？

それは、100年以上も普遍的に語り継がれている、相場の法則に則ったトレード方法だからです。

相場の基本法則を説いたダウ理論を読み解けば、以下のことがわかります。

相場はトレンドという上昇（または下落）傾向が長く続くことが多い
長い上昇トレンドが出ても、チャートは一時的な下落トレンドを含んだ波を描く

つまり、押し目買いはチャートの法則を利用した王道のトレード方法なのです。

押し目かどうかの見極めが大切

押し目買いは百戦錬磨の素晴らしいトレード方法ですが、成功させるためにとても大切なことがあります。

押し目買いのカギ

押し目を判断できるかどうか

ここでは、押し目に見えて実は違うという例を3つ紹介します。

上昇トレンドではなかった

押し目買いを行うには上昇トレンド中であることが絶対的な条件です。

上昇トレンドは長期足を見れば、容易に判断できます。

初心者ほど短期の傾向に囚われがちなので、日足や週足などの長期足チャートで上昇トレンドが出ているか確認してみましょう。

上昇トレンドが終わっていた

より難しいのが、上昇トレンドが終わっていた場合です。

レートが下がるということはトレンドが転換して、上昇トレンドが終わった場合もあるのです。

相場はいつまでトレンドが続くという正確な期間はありません。

ローソク足などをしっかり駆使して、上昇トレンドが継続しているのかどうかを確認することが大切です。