日本円の定期の利子が0.001%が当たり前のこの時代、外貨預金は金利がかなり高いのが魅力ですね。
でも、外貨のレートが下がると元金が減ってしまうというデメリットもあるので、なかなか踏み出せないのも事実
FXを上手に使うと、外貨預金よりも賢い方法でスマート外貨預金が出来てしまうことをしっていましたか?
FXは危ないって聞くけれど、大丈夫なの?
そう思うのも無理はありませんが、それは使い方の問題。
外貨預金の代わりとして割り切った使い方をすればFXはほぼメリットしかありません
外貨預金より儲かる可能性を格段に引き上げることができるスマート外貨預金をFXで行う方法を特別にお教えします。
外貨預金のデメリットを挙げてみる
まずは敵を知り己を知ることが兵法の基本!というわけで外貨預金のデメリットを挙げてみます。
①外貨預金は手数料が高い
外貨預金とFXの為替手数料
通貨 | 外貨預金 (三菱UFJ銀行 ※1) | FX (SBIFXトレード※2) |
---|---|---|
アメリカドル | 25銭 | 0.09銭 |
ユーロ | 25銭 | 0.3銭 |
英ポンド | 50銭 | 0.69銭 |
豪ドル | 50銭 | 0.4銭 |
外貨預金はFXに比べて圧倒的に手数料が高いのが残念なところです。
なお、手数料は外貨預金については売り買いのレート差、FXではスプレッドと呼ばれる価格差を参考にしています。
②外貨預金はレート変動になかなか対応できない
外貨預金では刻々と変化するレートを見て外貨を取引することはできません。
仲値といって1日のレートが固定されているので、同じ日に預金すれば、朝であろうが午後であろうが同じレートで計算されます。
それに引き換えFXではつねにレートが変動しており、秒単位で取引ができます。
例えば午前10時に150円ちょうどでドルを買い、午前11時に151円で売るなんてことも可能です
外貨預金は実際のお金のやりとり
外貨預金は実際の日本円をアメリカドルなどの外貨に換えて預金をすると考えるとわかりやすい仕組みです。
FXでは証拠金取引という違う方法をとっています。
FXではほとんどの証券会社で4%を証拠金として設定しています。
1万ドルを買うとなると実際は、100万円ほどお金が必要なはずですが(1ドル100円の場合)、FXではその4%の4万円で1万ドルを買うという取引ができます。
そのかわり、ドルの価値が少しでも目減りしてお金が返済できない危険性が出たときには強制的に決済されてしまいます。
この例でいうと口座に4万円しかなかったら、多くの会社はドル円のレートが99円99銭になったときには強制決済をします。
外貨預金のデメリットのほとんどはFXでカバーできる
こうして見ていくとFXは外貨預金のデメリットがほとんどないことがわかります。
たしかに外貨のままお金や利息を受け取りたい、税を天引きされて残金を受け取りたいなど、ニッチなニーズにおいては外貨預金にもメリットがあります。
でも、お金を増やすという点においては外貨預金のデメリットはFXですべてカバーできると言っても過言ではありません。
外貨預金の利子の方がFXのスワップ(利子に相当)よりぜんぜん高いじゃないか!と思ったあなた
それは表面上の情報に騙されているので気をつけた方がいいですよ。
ときおり外貨預金では年利40%のようなすごい利子を目にします。
確かにそれを5年も6年も預けておけるならオイシイのですが、そういう外貨預金は必ず1か月や3か月などの短期の定期預金です。
そして、その預金の為替手数料は必ずひどい条件になっています。
つまりこれは利子を40%払う代わりにそのほとんど(例えば39.5%)は為替手数料で回収するカラクリになっているのです。
そんなことを言うのであればFXにはデメリットがないのでしょうか?
キケンと言われているくらいですもの、もちろんありますよね。
FXのデメリットは実際の取引金額が把握できないこと
FXの最大にして唯一のデメリットは証拠金取引の取り扱いです。
さらに言うと証拠金取引のために実際の取引額が非常にわかにくくなっているそのシステムです。
外貨預金であれば元金がいくらで、それが外貨で何ドルになっているかは一目瞭然です。
FXでは、自分の行っている実際の取引額はどこにも表示されません。
FXではほぼすべてがインターネット上のネット取引です。
FXで取引を行う表示画面では実際の取引額の規模がひと目でわからないようになっています。
事実、上記の画像では日本円にして300万円以上取引を行っていますが、どこにもその金額は記載されておらず、慣れていないとわかりません。
自分の実際の外貨取引額の規模を知りたかったら、FX取引画面に表示されている情報をもとにして計算してみるしかありません。
日々、取引を行っている方にとってはこれはかなり面倒な作業なのでほとんどの人はそこまでしていません。
実際の自分の外貨取引額を把握していない人が多いので、FXで大きな損失をこうむる人が後を絶たないのです。
FXではスマート外貨預金も可能
FXには「実際の取引額がわかりにくい」という唯一にして致命的デメリットがあります。
つまりこのデメリットさえ克服さえしてしまえばFXは最強なのです
そして元からFXを外貨預金の代わりにすると決めておけば、このデメリットを克服するのは簡単です。
なぜなら、はじめから総額〇〇円分の外貨を預金すると決めて、その額だけFXで取引すればいいからです。
次の章からは、その取引に適したFX口座を紹介します。
ちなみにFXのスワップ(利子)は円で提示され、円で払い出されます
FXを外貨預金として使うのに適した口座
国内だけでもFX口座の種類は30以上もあり、それぞれに特徴があります。
今回、外貨預金の代わりとしてオススメするのは松井証券FXです。
この口座をオススメする理由は2つあります。
①1通貨から取引ができる希少な口座
②自動リピート売買にも対応
簡単に言えば、外貨預金の代わりになるような小回りが利いて、さらに慣れてきたら売買の自動化も可能ということです。
ちなみに他のほとんどのFX口座は1000通貨からの取引になっているので、実際の取引額で言うとアメリカドル円でだいたい15万円単位となってしまいます。
これだと10万円とか50万円などのキリのいい額を外貨預金代わりに取引するのにとても不便です。
でも松井証券FXならたった1通貨から取引ができます。
例えば1ペソが9円ほどのメキシコペソ円を10通貨持てば(日本円で100円以下の価値)、2か月しないうちに1円の利子(スワップ)がもらえたりします。
初心者に最適
FXは外貨預金に比べて圧倒的にやれることが多い
FXは外貨預金と比べるとさまざまなメリットがあります。
特に、1秒未満のタイミングで取引が可能なことやスワップ(利子のようなもの)が日々付与されるのは大きな特徴となっています。
さらに言えば実際の取引額の1/10~1/25程度で取引できる証拠金取引という仕組みも本来は大きなメリットです。
ただし、この証拠金取引についてはしっかりした知識を持っていないと、自分の正確な取引額がわからなくなるという隠れたデメリットもあります。
本質的にはメリットにもなる、この証拠金取引に対する知識不足が多くの人にとってはFXの最大のデメリットになります。
逆に言えば、しっかりした知識を持っていればFXは資産を増やす上で外貨預金をはるかに凌ぐ性能を持つツールなのです。