手動リピートをやってみたいけどロスカットレートがわからなくて不安
そんな、あなたのためにこのブログを書きました
手動リピートは一般のFX口座を使って運用します。
ですからトラリピ専用のロスカットシュミレーションが使えません。
でも大丈夫だどん
自分で簡単な計算をする必要はありますが、一般口座用の証拠金シュミレーションを流用すれば、わりと簡単に手動リピートのロスカットレートを調べることができます♪
簡単な計算で手動リピートのロスカットレートがわかる
手動リピートのロスカットレート計算をステップごとに解説
一般FX用の証拠金シュミレーションを使って入力する数字を自分で導き出せばロスカットレートが計算できます。
まずは証拠金シュミレーションのサイトへ行ってみましょう。
ログインは不要なのでみんなのFXの口座アカウントを持っていない人でも利用できます。
*ほかの証拠金シュミレーションのサイトでも可
入力する情報を確認する
証拠金シュミレーションにある6つの情報を入力すればロスカットレートが算出されます。
この①~⑥までを入力していきます。
①通貨ペア
ロスカットレートを算出する通貨ペアを選択します
②レート
トラリピ用に計算が必要になります!
以下の計算を行い、その結果を入力します
(トラップ上限+トラップ下限)÷2
③レバレッジ
法人ではない限りレバレッジは25倍なので、そのままにします。
④数量(Lot)
トラリピ用に計算が必要になります!
以下の計算を行い、その結果を入力します
{(トラップ上限-トラップ下限)÷トラップ幅×1回の通貨数}+1回の通貨数
1回の通貨数はLotを使って計算してください。
みんなのFXでは1Lotは10,000通貨になりますので、1000通貨だと0.1Lotになります。
⑤売買
売りトラリピなのか、買いトラリピなのかを選びます。
⑥純資産額
運用する予定の資産額を入力します。
すべての入力が終わったら計算をクリックするとロスカットレートが出力されます。
【例】手動リピートのロスカットレート算出
それでは、1つ例を使って実際にロスカットレートを算出してみます。
通貨ペア | カナダドル円 |
トラップレンジ | 72~87円 |
トラップ幅 | 0.5円 |
1回の通貨数 | 1000通貨 |
売買 | 買 |
資金 | 50万円 |
①通貨ペア
「カナダドル円」を選択します。
②レート
(トラップ上限+トラップ下限)÷2
上限が87円、下限が72円なので、以下の計算式で平均レートを求めます。
(87円+72円)÷2
計算すると答えは79.5円になるので②には79.5を入力します。
ここでは全トラップの平均レートを求めているよ
③レバレッジ
そのままにします。
④数量(Lot)
{(トラップ上限-トラップ下限)÷トラップ幅×1回の通貨数}+1回の通貨数
トラップ上限は87円、下限は72円です。
トラップ幅は0.5円で、1回の通貨数は1000通貨なので、これを計算式に当てはめます。
{(87円-72円)÷0.5円x0.1}+0.1
1回の通貨数はLotなので0.1となることに注意してください。
計算すると答えは3.1になるので④には3.1を入力します。
ここではすべてのポジションを足したロット数を求めているんだよ
⑤売買
今回は買いトラリピなので買を選びます。
⑥純資産額
資産額は50万円なので⑥には500000と入力します。
結果を出力
下の画像のように、すべての情報を入力します。
入力が終わったら計算をクリックするとロスカットレートが出力されます。
ロスカットレート(ロスカットライン)は66.012円と算出されました!
手動リピートのロスカットレート算出のポイント
3つのポイントを踏まえて、手動リピートのロスカットレート算出を自分のものにしましょう!
- 一般の証拠金シュミレーションを使う
- 「レート」を出す計算式
- 全ポジションを出す計算式
一般の証拠金シュミレーションを使う
トラリピとはいえ、FXで普通にポジションを持つことと本質はなにも変わりません。
ですから、一般の証拠金シュミレーションを利用できます。
レートを出す計算式
トラリピのポジション1つ1つはすべてレートが違いますが、証拠金シュミレーションの「レート」の欄には、すべてのポジションの平均レートを入力すれば代用できます。
普通のトラリピであれば、下記の簡単な計算式で平均を出すことができます。
(トラップ上限+トラップ下限)÷2
全ポジションを出す計算式
証拠金シュミレーションの「数量」の欄には、全ポジションの数量を入力しますが、こちらも普通のトラリピであれば簡単な計算式で求めることができます。
*見た目はちょっと複雑ですが計算は簡単です
{(トラップ上限-トラップ下限)÷トラップ幅×1回の通貨数}+1回の通貨数
これはトラップの本数がわからない時の計算方法だよ
本数がわかっていたら「本数xLot」でいいからさらに簡単
あとは証拠金シュミレーションに情報を入れるだけ
証拠金シュミレーションの「レート」と「数量」だけは、トラリピ用に計算を行い算出します。
あとは、運用情報に沿ってそのまま入力するだけで手動リピートでもロスカットレートを簡単に求めることができます。
ロスカットレート計算の時ハーフ&ハーフだったらどうするの?
ハーフ&ハーフの場合は売りと買いでロスカットレート計算を2回行わないといけないので面倒ですよね?
細かいロスカットレートまで気にならない方は、楽ちんな方法があります。
ちゃんとレンジを真ん中で2つにわけているハーフ&ハーフなら、売りのロスカットレート計算だけすれば十分です。
なぜなら、必ず売りのポジションの方がレートが高いので証拠金も多くなるからです。
つまり売りの方が条件が厳しいということです。
だから売りでロスカットレートがレンジ外になれば、買いではもっと余裕をもってレンジ外になります。
マメ知識ですな
手動リピートのロスカットレートを知って安全に運用しよう
手動リピートの運用はやってみると意外と簡単だと感じる人が多いようです。
ただしロスカットレートの算出については案外むずかしく、詳しいロスカットレートを知らずに運用している人も多いのではないでしょうか?
残念ながら手動リピートでは、情報を入力すれば1発でロスカットレートが算出されるような便利なものはありません。
それでも、少しの知識と計算ができればこのようにロスカットレートの概算を算出することができます。
最近、利益率をアップさせることができる手動リピートに興味を持ってくれる人が増えています。
このブログはそういう方々からの要望を受けて執筆しました。
このブログが少しでもあなたの役に立てば嬉しいです