めがねこFRおよびめがねこFRセン短を運用してくださっている方、ありがとうございます。
最近は為替市場も大きな変動がみられるようになりました。
ドル高やニュージーランドのインフレ率の上昇など
これを踏まえ、めがねこFRの運用プランの見直しを行います。
その概要をこのブログにて公開しますので、みなさまの運用にお役立てください。
オージーキウイ(AUDNZD)のレートが急激に下がってきています。
取り急ぎ1.07超え~1.09までの買いトラップの追加作業を行うことをおすすめします
めがねこFRの主な変更点
- オージーキウイ(AUDNZD)のレンジおよび設定変更
- ①にともなうオージーキウイ(AUDNZD)の運用資金の見直し
- ②による合計資金やプラン達成までの期間の見直し
- ドルフラン(USDCHF)の利益幅の変更
①オージーキウイの大掛かりな設定変更
めがねこは2013年から今日まで続いているオージーキウイの価格レンジ(ナローレンジ)を元にしてトラリピ設定を組んでいました。
その後、このナローレンジが機能していたのはニュージーランドのインフレ率がオーストラリアより低い間だということがわかりました。
なおこれまではニュージーランドのインフレ率ではなく政策金利だと思われていました
検証の結果、ニュージーランドのインフレ率がことさら大切だと考えました。
そして、ニュージーランドのインフレ率は2020年頃からオーストラリアより高くなっていることがわかりました。
インフレ率の差は2022年においても開く一方なので、オージーキウイのレートはナローレンジを超える可能性が高まってきました。
そのため、いままで1.00~1.15だったレンジを上は1.18まで対応できるものに変更しました。
以前の設定レンジ
買いレンジ | 1.00~1.07 |
売りレンジ | 1.07~1.14 |
新しい設定レンジ
買いレンジ | 1.01~1.09 |
売りレンジ | 1.10~1.18 |
② ①にともなうオージーキウイ(AUDNZD)の運用資金の見直し
設定レンジを広げるとどうしてもより多くの資金が必要になってきます。
新レンジの上限や下限までロスカットしないためには、これまでの1.2倍の資金が必要です。
具体的には25万円必要だったものが30万円になります(めがねこFRセン単)
30万円必要だったものは36万円必要になります(めがねこFR)
③合計資金やプラン達成までの期間の見直し
オージーキウイの必要資金が変更になったのでステップごとの必要資金も変更になります。
めがねこFRセン単の必要資金
ステップ | 新設定 | 以前の設定 |
---|---|---|
ステップ1 | 30万 | 25万 |
ステップ2 | 55万 | 50万 |
ステップ3 | 80万 | 80万 |
ステップ4 | 110万 | 100万 |
ステップ5 | 135万 | 130万 |
ステップ6 | 160万 | 150万 |
ステップ7 | 220万 | 200万 |
ステップ8 | 270万 | 250万 |
ステップ9 | 320万 | 300万 |
ステップ10 | 440万 | 400万 |
ステップ11 | 540万 | 500万 |
ステップ12 | 640万 | 600万 |
ステップ13 | 700万 | 650万 |
ステップ14 | 750万 | 700万 |
ステップ15 | 775万 | 730万 |
めがねこFR(SBIFX)については後日アップします
また、運用プランの変更により達成の見込み期間も変更になります
めがねこFRセン単の達成見込み期間
ステップ | 新設定 | 以前の設定 |
---|---|---|
ステップ2 | 8か月 | 7か月 |
ステップ3 | 1年3か月 | 1年3か月 |
ステップ4 | 1年10か月 | 1年8か月 |
ステップ5 | 2年3か月 | 2年2か月 |
ステップ6 | 2年10か月 | 2年半 |
ステップ7 | 3年半 | 3年3か月 |
ステップ8 | 4年半 | 4年 |
ステップ9 | 4年10か月 | 4年半 |
ステップ10 | 6年 | 5年半 |
ステップ11 | 7年 | 6年3か月 |
ステップ12 | 7年9か月 | 7年 |
ステップ13 | 8年2か月 | 7年4か月 |
ステップ14 | 8年半 | 7年8か月 |
ステップ15 | 8年10か月 | 8年 |
④ドルフラン(USDCHF)利益幅の変更
長らくレンジを上抜けしているドルフラン
しかしながらレンジ幅を広げると大きく資金を積み増さないといけなくなってしまいます。
そこで、このレンジ上抜けの恩恵を少しでも受けるべく新しい設定では利益幅を広げました。
以前の設定・・・・200pips(0.02)
新しい設定・・・・300pips(0.03)
すでにめがねこFRの運用をはじめている方の対応方法
すでにめがねこFRをはじめている人は以下のような対応をおすすめします。
オージーキウイのステップ追加について
オージーキウイのステップを追加する時の資金が新設定では変更になります。
単体での必要資金をこちらに明記します。
新設定に必要な資金
ステップ1 | 30万 |
ステップ4 | 30万 |
ステップ7 | 60万 |
ステップ10 | 120万 |
ステップ13 | 50万 (120万) |
ステップの1~15までを順番に考えるではなく3つの通貨ペア x 5ステップと考えるとわかりやすいでしょう。
なお最後のステップだけはラクラク複利といって少しずつ設定を変更するので開始する時の資金は少なめでも大丈夫だどん
すでに設定してしまっているオージーキウイのレンジについて
すでに設定済みのオージーキウイのレンジ変更はポジションの利益が確定するごとに行うとよいでしょう。
特に1.07~1.10まで売りで設定してしまった分は新設定では以下のようになりますので順次変更してください。
1.07~1.09は旧設定では売り、新設定では買い
1.091~1.10までは旧設定では売り、新設定では設定なし
なお、わたしは利確レートに達成しなくても1.07までレートが下がったら年末の時点ですべての売りポジションを利確決済する予定にしています。
さらにもし12月末までにレートが下がらなかったら旧レートの売りポジションはすべて決済するつもりです。
理由はニュージーランドドルにはアノマリーがあり年末に向けてレートが上昇しやすい(オージーキウイのレートが下がりやすい)からです。
先手先手の立ち回りで差をつけよう
めがねこFR(特にオージーキウイ)の利益額はこの数か月は減少傾向にあるものの、しっかり想定レンジ内に入っており今のところは運用に問題はありません。
それでもレンジが変わりそうになったきざしをキャッチし先手をとって設定を変更することは理にかなっていると考えます。
手動リピートはやや手がかかるという欠点もありますが、柔軟に運用設定を変更できるという利点もあります。
この利点を生かさない手はありません。