ユーロ円の最適な利益幅は探さないのかどん
そろそろやってみよっか
0円トラリピとして、オススメしているユーロ円売のトラリピ
いままでなにも考えず0.5円トラップ幅/0.5円利益幅で運用してきましたが、もちろんユーロ円にも最適な利益幅があるはず
今回はユーロ円売をバックテストして最適な利益幅を探してみました。
ユーロ円トラリピのバックテスト環境
設定レンジ
設定レンジはめがねこが実際に運用しているものを使います。
レンジ120~150円での売トラリピ
参照データ
アビさんがバックテストツールに新しいデータを入れてくれたため、今回は2015年10月~2020年9月までの5年分の1時間足のデータを使います。
バックテストツールをアップデートしました!
— アビ@トラリピFX (@chan_abi_blog) October 18, 2020
内容
・直近5年分データの更新
新しいデータでいくつかバックテストしてみましたが、
コロナショックからのリバウンドで、若干利益率が伸びてると思われます🤔 https://t.co/MpYMwWpzdM
アビさんが開発してくれたバックテストツールはエクセルさえあれば誰でも簡単でバックテストができる素晴らしいツールです。
完全無料でダウンロードできるのでぜひご利用ください。
めがねこはアビさんのツールに頼りっぱなしです
テスト範囲
ツールがかなり高速で動くので、トラップ幅4つでテストすることにしました。
10pips, 25pips, 50pips, 100pips
それぞれのトラップ幅において、いろいろな利益幅でテストをしていきます。
ユーロ円トラリピのバックテスト結果
トラップ幅ごとにテスト結果をグラフにしました。
トラップ幅10pips(0.1円)
トラップ幅が10pips(0.1円)のときに利益率が1番上がったのは利益幅が250pips(2.5円)のときでした。
とはいえ、利益幅が1.5円以上のときは結果に大差はないようです。
トラップ幅25pips(0.25円)
トラップ幅が25pips(0.25円)のときも利益率が1番上がったのは利益幅が250pips(2.5円)のときでした。
こちらも、利益幅が1.5円以上のときは大きな差はないようです。
トラップ幅50pips(0.5円)
トラップ幅が50pips(0.5円)のときに利益率が1番上がったのは利益幅が180pips(1.8円)のときでした。
こちらも、利益幅が1.5円以上のときは利益率が高くなる傾向がありますが、前の2つと比べるとやや利益率が低いようです。
トラップ幅100pips(1円)
トラップ幅が100pips(1円)のときに利益率が1番上がったのは利益幅が170pips(1.7円)のときでした。
1円のトラップ幅のときは0.5円のトラップ幅のときより少しよい結果が出ました。
今回のバックテスト結果の分析
全体的にみると利益率にいちじるしい差はないという結果が出ました。
全般的な設定について
利益幅が1.5円を超えたあたりで利益率が上昇する傾向がありました。
ベストはトラップ幅がせまい0.1円ですが、トラップ幅1円でも利益幅を1.5円~1.8円にすれば、かなり利益率が高くなるというテスト結果でした。
これからユーロ円売のトラリピを始める方は少ない資金からできる1円トラップもじゅうぶんおススメできます。
めがねこの設定について
わたしはいままでトラップ幅50pips/利益幅50pips(0.5円)で運用したので、最適な設定からは程遠かったことがわかりました。
利益幅を最適な180pips(1.8円)にかえるだけバックテスト上は、3%弱も利益率があがります。
これを試算したところ、1年では14,480円の差となりました。
バックテスト通りに利益が出るとは限りませんが、リスクが同じわりには大きな金額の差に思えます。
さっそく、ユーロ円売のトラリピ設定を変更します。
ユーロ円バックテスト結果の注意点
提供したバックテスト結果にはいくつかの注意点があります。
- スプレッドが考慮されていない
- スワップが考慮されていない
- バックテストツールの精度
スプレッドが考慮されていない
このバックテストツールはスプレッドを反映していません。
だから実際の運用よりほんの少しよい結果が出ています。
実際はテストより運用条件が悪くなるので、いくらか利益率が落ちることをご了承ください。
ユーロ円はスプレッドがせまいFX口座が多いから、ほとんど影響ないかもね
スワップが考慮されていない
同じくスワップも考慮されていません。
ユーロ円は長らく金利が低く、多くのFX口座では売のポジションでもスワップがもらえます。
この傾向が続けば、テスト結果よりもスワップが上乗せされるぶん、少しだけ結果はよくなります。
いまの状況ならスプレッドとスワップの影響が相殺されてほぼテスト結果通りってことだにゃ
バックテストツールの精度
アビさんが個人で開発した(すごい!)バックテストツールなので動作保証はできません。
ただし今までテストを使ってみた感覚ではかなり正確なように感じました。
ユーロ円0円トラリピは利益幅を最適化してさらに運用効率アップ!
こんかいのバックテストの結果では、ユーロ円の売りトラリピはそこまで利益率が高くないことがわかりました。
ただし、他のクロス円の買いトラリピとうまく組み合わせると、追加資金0円で運用できるという、他にはない魅力があります。
さらに今回のバックテストの結果を踏まえて利益幅を最適化すれば、たとえ数%とはいえ利益率の向上が見込めます。
ユーロ円売の0円トラリピとバックテストによる利益幅の最適、この2つを合わせることで、トラリピの利益を大きく底上げしてれることでしょう。