リピート売買の最強通貨ペアをガチ検証【2023年最新版】

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手動リピートが好きすぎて、4年以上もブログを更新しつづけているめがねこです。

この間、トラリピの「おすすめ通貨ペア」として、いろいろなブログで紹介されて来ましたが運用結果は明暗が別れています。

実はトラリピをはじめとしたリピート売買には適した通貨ペアの条件というのが明確に決まっています。

目次

リピート売買における理想的な条件の確認

リピート売買を行う上で、理想的な通貨ペアには2つの条件があります。

  • レンジの狭さ
  • 値動きの大きさ(ボラティリティ)

レンジ(値幅)の狭さ

リピート売買ではレンジが狭いと網(グリッド)をかけておく範囲が狭くなります。

これにより含み損がふくらみにくくなり、必要資金も抑えやすくなります。


レンジの値幅が狭い通貨ペアは資金を失いにくくなります。

値動きの大きさ(ボラティリティ)

リピート売買ではポジションを保有してから、設定した幅でレートが動くと利益が確定します。

つまりレートがたくさん動くほうが利益が出やすくなるのです。


ですから、値動きが大きい通貨ペアの方がリピート売買に向いています。

めがねこ
めがねこ

レート変動の度合いをボラティリティといいます

レンジ狭、変動大、相反する2つの特徴を満たすペアが良い

レンジ(値幅)が狭いということは動きが鈍くなりがちです。

値動きの変動が大きいということはレンジ(値幅)が広がりやすくなります。


なかなか難しい条件ですが、この2つの相反した特徴を持った通貨ペアがリピート売買にとっては理想です。

トラリピにおすすめな通貨ペアの検証方法

独自の検証方法に通貨ペアを当てはめてポイント化します。

ポイントが多いほどトラリピ向きの通貨ペアになります。

検証の方法

レンジ、値動き、そして価格。


この3つの条件をすべて掛け合わせて総合ポイントをつけランキング化していきます。

具体的にはこのような数字を使うことにします。

レンジ幅

レート幅(pips)…小さい方がトラリピ向き

値動き

ボラティリティ(pips)…大きい方がトラリピ向き

価格

平均レート(円)…安い方がトラリピ向き

この特徴を踏まえて以下の計算式でポイントを算出します。

ポイント算出方法

ボラティリティ÷変動幅÷価格


それでは検証を開始します!

トラリピにおすすめな通貨ペアの検証データ

検証する通貨ペア

今回は下記の通貨ペアを検証します

ユーロポンド
(EURGBP)

トラリピ世界戦略で採用されている通貨ペア

ドルカナ
(USDCAD)

トラリピ世界戦略で採用されている通貨ペア

豪ドルNZドル
(AUDNZD)

めがねこFR採用の通貨ペア(トラリピ世界戦略でも採用)

キウイドル(NZDUSD)

めがねこFR採用の通貨ペア

ドルフラン(USDCHF)

めがねこFR採用の通貨ペア

ユーロズロチ
(EURPLN)

レート変動幅が狭いと言われている通貨ペア

カナダドル円
(CADJPY)

クロス円でリピート売買向きと評価の高い通貨ペア

まずは検証のためのデータを取得します。

ボラティリティ(値動きの変動)データ

3年と9年のデータを取ってみました

なおデータはヒロセ通商のボラティリティ表を参照させていただきました。

3年

通貨ペアボラティリティ
(pips)
年平均
ボラティリティ
ユーロポンド
EURGBP
1300850433616
ドルカナ
USDCAD
1901511633837
豪ドルNZドル
AUDNZD
1500476500158
キウイドル
NZDUSD
1519604506534
ドルフラン
USDCHF
1440512480170
ユーロズロチ
EURPLN
カナダドル円
CADJPY
2043749681249

9年

通貨ペアボラティリティ
(pips)
年平均
ボラティリティ
ユーロポンド
EURGBP
4442789493643
ドルカナ
USDCAD
6001193666799
豪ドルNZドル
AUDNZD
5610553623394
キウイドル
NZDUSD
4543949504883
ドルフラン
USDCHF
4777386530820
ユーロズロチ
EURPLN
カナダドル円
CADJPY
6032193670243

レート変動幅(レンジ)のデータ

今回は3年と10年と20年のデータを取ってみました。

データはinvesting.comより取得しています。

はじめに2020年11月~2023年10月までの3年間の変動幅のデータをみてみましょう。

通貨ペア最安値最高値変動幅
(変動率)
ユーロポンド
EURGBP
0.82010.92470.1046
(11.31%)
ドルカナ
USDCAD
1.20041.39790.1975
(14.12%)
豪ドルNZドル
AUDNZD
1.02751.15010.1226
(10.65%)
キウイドル
NZDUSD
0.55120.74660.1954
(26.17%)
ドルフラン
USDCHF
0.85521.01500.1598
(15.74%)
ユーロズロチ
EURPLN
4.39665.00760.6110
(12.20%)
カナダドル円
CADJPY
78.2111.1932.99
(29.66%)


続いて、2013年11月~2023年10月までの10年間のデータです。

通貨ペア最安値最高値変動幅(pips)
ユーロポンド
EURGBP
0.69350.95030.2674
(38.55%)
ドルカナ
USDCAD
1.03961.46910.4295
(29.23%)
豪ドルNZドル
AUDNZD
0.99831.15010.1518
(13.19%)
キウイドル
NZDUSD
0.54700.88370.3367
(38.10%)
ドルフラン
USDCHF
0.73801.03470.2967
(28.67%)
ユーロズロチ
EURPLN
3.96515.00761.0425
(20.81%)
カナダドル円
CADJPY
73.81111.1937.39
(33.62%)


最後に、2003年11月~2023年10月までの20年間のデータです。

通貨ペア最安値最高値変動幅(pips)
ユーロポンド
EURGBP
0.65340.98050.3271
(33.36%)
ドルカナ
USDCAD
0.90581.46910.5633
(38.34%)
豪ドルNZドル
AUDNZD
0.99831.38040.3821
(27.68%)
キウイドル
NZDUSD
0.48950.88470.3952
(44.67%)
ドルフラン
USDCHF
0.70881.38080.6720
(48.66%)
ユーロズロチ
EURPLN
3.19575.00761.8119
(23.58%)
カナダドル円
CADJPY
68.41125.4757.16
(45.56%)

価格データ

過去3年と10年の平均価格のデータを取りました(データはinvesting.comより取得)

参考にする価格は通貨ペアの右側の通貨の価格です。

なぜかといえば右側の通貨が基準(目盛り)となりレートが変動するからです。

めがねこ
めがねこ

実は前回の検証の時はクロス円が多かったから左側の通貨の価格を参考にしてしまっていた

通貨ペア対象通貨3年の平均10年の平均
ユーロポンド
EURGBP
ポンド円
161.38円156.18円
ドルカナ
USDCAD
カナダドル円
96.81円89.81円
豪ドルNZドル
AUDNZD
NZドル円
81.92円79.21円
キウイドル
NZDUSD
ドル円126.16円115.26円
ドルフラン
USDCHF
スイスフラン円136.68円121.21円
ユーロズロチ
EURPLN
ポーランド
ズロチ円
30.23円30.06円
カナダドル円
CADJPY
日本円1円1

リピート売買におすすめな通貨ペアの検証結果

今回は3年の短期と10年の長期で検証してみます。

10年の方はボラティリティ(値動きの大きさ)のみ9年のデータしか手に入らなかったのでそちらを使います。

またユーロズロチはボラティリティのデータが手に入らなかったので対象外となりました。

めがねこ
めがねこ

スワップとスプレッドの影響は検証に含まれていないから注意してね。

ポイント算出方法

ボラティリティ÷変動幅÷価格

上記の計算式を使いポイントを出していきます。

もっともポイントが多いものがリピート売買におすすめな通貨ペアとなります。

3年の検証結果

通貨ペアポイント
豪ドルNZドル
AUDNZD
149399
ドルカナ
USDCAD
99451
ユーロポンド
EURGBP
77062
ドルフラン
USDCHF
65953
カナダドル円
CADJPY
61950
キウイドル
NZDUSD
61643

なお、リピート売買に適した通貨ペアとその変動率を見比べてみると完全一致はしないものの、順位が似通っていることがわかります。

3年の変動率の順位
通貨ペアポイント
豪ドルNZドル
AUDNZD
10.65%
ユーロポンド
EURGBP
11.31%
ドルカナ
USDCAD
14.12%
ドルフラン
USDCHF
15.74%
キウイドル
NZDUSD
26.17%
カナダドル円
CADJPY
29.66%

10年の検証結果

10年と3年では順位に大きな変動がありました

通貨ペアポイント
豪ドルNZドル
AUDNZD
466609
カナダドル円
CADJPY
161331
ドルカナ
USDCAD
155578
ドルフラン
USDCHF
132841
キウイドル
NZDUSD
117087
ユーロポンド
EURGBP
106382

こちらも変動率と見比べてみます。

3年の時ほどは一致していませんが多少の相関性は見られます。

10年の変動率の順位
通貨ペアポイント
豪ドルNZドル
AUDNZD
13.19%
ドルフラン
USDCHF
28.67%
ドルカナ
USDCAD
29.23%
カナダドル円
CADJPY
33.62%
キウイドル
NZDUSD
38.10%
ユーロポンド
EURGBP
38.55%

リピート売買に適している最強通貨ペア総合ランキング

3年と10年では結果が大きく変わったので総合ランキングをつけてみます。

総合ランキングは単純に3年と10年の平均ランキングで比べてみました

順位平均順位
1位豪ドルNZドル
AUDNZD
1位
2位ドルカナ
USDCAD
2.5位
3位カナダドル円
CADJPY
3.5位
4位ドルフラン
USDCHF
4位
5位ユーロポンド
EURGBP
4.5位
6位キウイドル
NZDUSD
5.5位

もっともリピート売買に向いているのはダントツで豪ドルNZドル

当然といえば当然ですがリピート売買にもっとも向いている通貨ペアはAUDNZDとなりました。

オージーキウイの愛称で呼ばれているこの通貨ペアはわたしも4年以上運用しているので、その適正はよく理解しています。


何気にすごいのは20年まで検証期間を増やしても変動幅率がとても狭いことです。

ドルカナダの意外な!?強さ

他に目を見張るのがUSDCAD(ドルカナダ)の順位です。

正直、そこまでよい印象はありませんでしたがしっかり検証したらすごく良い通貨ペアでした。

若干ですが気になるのが近年だと売りレンジのマイナススワップになりやすいところか

それでもスワップ額はそんなに大きなものではなく逆転することもありえるので、自分の中では要注目通貨ペアになりました。

検証できなかったユーロズロチはすごそう

今回、残念ながらデータが揃わず検証できなかったユーロズロチがすごそう

手に入れた情報だけみるとリピート売買最強通貨ペアも狙えそうなよい数字が並んでいます。

やってみる価値はありそうです。

こちらはマイナー通貨のポーランドズロチが絡んでいるので、スプレッドなどの取引条件でハンデを負いやすい点が玉にキズか

最強通貨ペアの検証結果を受けてわかったこと

今回、リピート売買に適した最強通貨ペアを検証してみて、いろいろ面白いことがわかりました。

ドルカナ(USDCAD)が総合2位になっただけでなくユーロポンドも3年のランキングではかなり上位に食い込みました。

めがねこ
めがねこ

もちろんオージーキウイは最強

また、ユーロポンドの値幅を20年まで広げてみると他の多くの通貨ペアより変動率が低いということがわかりました。

マネースクエアが提唱するトラリピ世界戦略は伊達ではないことが、今回の検証でわかりました。

下位になってしまった通貨ペアも、他の通貨ペアに比べればはるかにリピート売買に向いています。

わたしは総合でビリだったキウイドル(NZDUSD)を3年以上も運用していますが、かなりの好成績を収めています。

また、こちらに載っていない米ドル円を試しに検証してみたら3年で44681ポイントしか得られませんでした。

これは最下位のキウイドルの3/4以下のポイントです。

よって、ここに載っている通貨ペアはどれも相当にリピート売買向きだと考えられます。

【まとめ】リピート売買をやるならこれは押さえよう

もしリピート売買をこれから始めるのであればオージーキウイは絶対に運用するべきです。

それほど他の通貨ペアを圧倒する優位性があります。

さらにはトラリピ世界戦略の通貨ペアもかなり有望です。

そして今回わかったのは、わたしが提唱するめがねこFRの通貨ペアは想像よりはリピート売買向けではなかったという悲しい事実です。

ですが、わたしはレンジの工夫やすくみ効果などで単体の通貨ペアだけではなく、複合効果を狙って通貨ペアを選んでいます。

どちらにしろめがねこFRやトラリピ世界戦略を行っている方には安心できる検証結果が出たのではないでしょうか?

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