手動トラリピ VS 自動トラリピ

投資法比較

さて、自動トラリピと手動トラリピのメリット、デメリットについて検証していきましょう。ちなみにここでは自動トラリピという表現を使っていますが、これはトラリピ、ループイフダンなどのリピート系注文と呼ばれているものの総称として使わせてもらっています。 

自動トラリピのメリット

はじめの設定をしておけばほったらかしでOK(人によっては重要)

自動トラリピのメリットはなんといっても一度設定をしてしまえば、資金がある限りずっと自動で取引してくれることでしょう。 潤沢な資金を入れておけば、半年、1年ほったらかしでも知らない内にたくさんの利益が出ていたなんてこともあります。 その手軽さが大きなメリットになるでしょう。

設定し忘れがないので機会損失がなくなる(重要)

もう一つの大きなメリットは機会損失がなくなるという点です。 これは手動でトラリピをやっていると実感できることですが手動トラリピの場合、寝ている夜中に決済して、注文を入れる前にまた注文予定価格まで値が落ちてしまう(または上がってしまう)ことがたまにあります。 自動のトラリピでしたが、決済注文が成立するとまた自動で注文を入れるので、この「注文漏れ」を回避することができます。

シュミレーションツールが充実しているので資金管理がしやすい

これは便利ですがそこまでのメリットには感じません。 トラリピだとトラリピ運用試算表 が利用でき簡単に資産管理はできますが、自分で計算することもできますし、管理は本当にしようと思えばそこまで難しくもありません。

自動トラリピのデメリット

手数料が高い

トラリピの手数料は最近は無料のところがほとんどです。 しかしその分売る時と買う時の価格差(スプレッド)は普通の売買に比べるとやはり目に見えて高いですね。例えばドル円ですと今はスプレッドが0.3銭くらいが主流ですが自動トラリピだと2019年夏の段階ではその2倍から10倍近くのスプレッドなのでこの差はかなり大きいと思います。

選べる通貨が少ない

選べる通貨が少ないのも自動トラリピのデメリットですね。 今でこそ、メキシコペソ円のトラリピ系自動注文の取り扱いが2019年中旬からはじまっていますが、それまではありませんでした。 MasaTはこのメキシコペソ円に魅力を感じて、手動トラリピをはじめた2018年9月から運用しています。 つまり9ヶ月近く早く、FX業者がトラリピでは運用出来なかった通貨を手動でトラリピしていたことになります。

自由度が低い

自動トラリピのもう一つの欠点は軌道修正がしにくいということですね。 トラリピの設定は基本的には大きな視点を持って価格変動を想定して行います。 例えば、トラリピのハーフ&ハーフというテクニックを使ってユーロ円取引で90円~120円までは買い、120円~150円までは売りのように設定するするわけです。 でも不慮の事態が発生したときにはこの設定を見直さないといけないのですが、その際はまた一から設定しないといけません。 不慮の事態については手動トラリピのメリットの欄で説明したいと思います。

手動トラリピのメリット

単純にお得である

自動トラリピの欄でも触れましたが、手動トラリピは普通にFXで取引しているのと全く同じなのでスプレッドがとても狭いです。 ドル円は0.3銭程度だし、メキシコペソ円も最近は0.3銭のところが多いです。 注文漏れなどの機会損失を0と仮定して同じ注文設定であれば手動トラリピの方が利益額が多くなるのは明白です。

軌道修正がたやすい

自動トラリピのデメリットの欄でも触れましたが、手動トラリピは手動であるがために変更が容易であるのが大きなメリットです。 MasaTの実践例でいきますとお試しでトルコリラ円を0.5円刻みに2000通貨ずつ手動トラリピで買い足していきましたが、途中の相場の上がり下がりを見て5000通貨にしてみたり1円刻みに変更したりしていました。そして最終的には収益があがらないと判断して数千円のプラスのうちにトルコリラの運用をやめました。このように手動トラリピだと見切り発進してもどんどん理想のトラリピ設定に修正できす。   もうひとつの例はユーロ円の取引です。 前述のようにユーロ円を120円以上は売り、120円以下は買いで取引するトラリピ戦略を立てていましたが円高になりユーロも118円にまで下がってしまいました。 この時他の通貨は大量の含み損の状態だったのでユーロ円まで含み損が出始めてとても苦しい状態でした。 ですから、途中からは円高を見越してユーロ円は115円(暫定)まで売りで持つ戦略にかえました。 そして、もっと円高になればもっと含み損になるはずなのでこのユーロ円の売りは普段より沢山、普段より小刻みにトラリピで売り下がっていく戦略をとっています。 こうして、ユーロ円では以前の設定では含み損になるかわりにここ一週間では普段の3倍以上のペースで損益が確定しています。

手動トラリピのデメリット

設定漏れ、設定間違いが起こる

これは手動トラリピの最大のデメリットと言えるかもしれないですね。 私もなんどもこの設定漏れや設定間違いを起こしたことがあります。 でも、幸いなことに設定漏れ、設定間違い=損失とならないのが救いかもしれません。 例えば、ドル円が100円から98円に下がったとしましょう。 その時100円、99円、98円で買い注文を入れるつもりが99円、98円は入れ忘れてしまって、97.5円まだ下がってしまったとします。 こういう時は、むしろ忘れていてラッキーなんですよね。 私の場合はこういう時に97.5円で98円で買う予定と99円で買う予定だった分の成行注文をいれて、99円で半分、100円で半分決済するようにしています。そうすると普通に注文していた場合より、多くの利益が得られます。もちろん、注文漏れが大きな機会損失に繋がる場合もありますが、間違い=必ず損をするというわけではないのは覚えていてもいいかもしれませんね。

機会損失がある

自動トラリピのメリットの欄でも触れましたが、夜中などのFXにアクセスできない時間帯に為替が大きく上下してしまうと、新規の注文を入れることができずに注文されず本来なら得られるはずの機会を損失してしまう場合があります。 しかし、MasaTは普通の通貨は50銭程度、メキシコペソなんか最近は3銭という狭い幅で注文を入れていますが、機会損失があったのは数えるほどです。 例えば、ドル円などで10銭刻みなどの小さな値幅でなければ、それほど気にすることはないでしょう。

結論 ‐ 手動トラリピは少額投資家の味方

結論からするとそれぞれの良さ、悪さがあります。 あえて言うのであれば、資金が豊富で毎日決済注文が複数回見込める人、仕事が忙しいなどの理由で日中はほとんどスマホを操作できない人、または数字が苦手で自分でその都度注文を入力するのが不得意な人は自動のトラリピをお勧めします。

逆に資金が少ない人や決済注文が平均1日1回以下くらいしか見込めない人、常にスマホをチェックできる人、注文を入れるが苦にならない人(ちなみにMasaTは少ない時で1日0回、多いときだと1日8件くらいの決済注文が来てその都度新規注文をいれていますが、隙間時間にできるし多いときでも一日10分程度しか取られないので手動トラリピをしています)、こういう方には手動のトラリピがお勧めです。 また、手動だと途中で方針を変えることが容易なので見込み発進でとにかくやってみたいという人にも手動トラリピをお勧めします。

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