ある日こう思いついた
FXのリピート売買を「すくみ」で行うと評価損が限定されるのでは?
「すくみ」とは複数の通貨ペアに同じ通貨を入れること
そして実際にどんなメカニズムで評価額の一方的な低下をおさえられるのかを検証したのが以前の記事
記事の考察を活かして2020年7月末からはじめているのが手動リピート10万円チャレンジ
今回は2年以上の長期データを元にめがねこFRやSBIFXめがねこで採用している通貨ペアのすくみ効果を改めて検証していきます。
FXリピート売買における「すくみ効果」の定義
今回、検証を行うすくみ効果とは、同じ通貨を別の通貨ペアに入れることで評価額が同時に下がらないようにすることです。
通貨ペアの評価額が同時にさがらないこと
めがねこは3通貨ペアですくみリピート売買をしています。
売買している通貨ペア
オージーキウイ (AUDNZD) | |
キウイドル (NZDUSD) | |
ドルフラン (USDCHF) |
「米ドル」と「NZドル」がすくみになっています
もし3つの通貨ペアの評価額が同時に下がってしまうと、ロスカットの危険が大きく増してしまいます。
そうなると単に3つの通貨ペアでリピート売買を行っていることになり、すくみの意味がありません。
でも3通貨ペアの評価額がバラバラに推移すればリピート売買の運用はとても安定します。
つまりすくみ効果が高ければロスカットになりにくくなるので、少し攻めた設定で資金効率をあげることに繋がるのです。
【すくみ効果はある?】実際の評価額データ
3つの通貨ペアの評価額の推移を月ごとにグラフにしてみました。
データはSBIFXめがねこ10万円チャレンジの運用データから取得しました。
1stシーズン
(2020年7月~2022年1月)
折れ線グラフがそれぞれの通貨ペアの評価額、青く塗りつぶされているのがすべての通貨ペアの評価額を合わせたものです。
続けて2ndシーズンのものも見てみます
2ndシーズン
(2022年2月~2022年11月)
見る限りでは、それぞれの折れ線グラフがバラバラに動いていてすくみ効果が発揮されているように思えます。
3通貨ペアのすくみ効果を検証
データから数字を抜き出して、すくみ効果の高さを検証します。
ここで含み損がもっとも多かったデータを抽出してみます。
通貨ペア | 最大含み損 | 年月 |
---|---|---|
AUDNZD | -6,579円 | 2022/8 |
NZDUSD | -28,710円 | 2022/10 |
USDCHF | -6,340円 | 2020/12 |
総合 | -30,791円 | 2022/10 |
まず気がつくのは3通貨ペアそれぞれの含み損が最大になったタイミングが完全にズレているということです。
これだけでも強力なすくみ効果が発揮されていることがわかります。
さらにキウイドル(NZDUSD)の最大の含み損に注目してください。
NZDUSDの最大含み損は2022年10月の-28,710円
これは単体のリピート売買ならロスカットされるかどうかのギリギリの成績でした。
しかし、すくみ効果のおかげでその時の総合評価額は-30,791円
全体でみれば特に警戒する必要もないほどの余裕の評価額だったのです。
2年4か月(28か月)の運用の中でもっとも苦しかった2022年10月でさえ、合計の含み損はたったの3万円ほどでした。
これだけ安定した評価額を出せているのは、大きなすくみ効果のおかげだと判断できます。
3通貨ペアのすくみ効果はほぼ証明された
このブログはデータを更新して何度も書き直しています。
当初は3か月間のデータで検証しました。
次に6か月、そして今回は28か月という長期のデータを使い、改めてすくみ効果を検証を行いました。
検証を重ねてわかったことは、28か月もの間すくみ効果は強力に作用し続けているということです。
このすくみ効果が強力だから、めがねこFRやSBIFXめがねこは安全性が高いにも関わらず利益がずば抜けて多く出るのです。
リピート売買においては一時的には目も眩むような爆益をあげて話題になるものの、その後パッとしない手法もこれまでいくつかありました。
わたしが行ってるすくみを活かした手動リピートもずっと好成績を続けられるという保証はありません。
ただリスクとリワード(利益)を単に天秤にかけるような安易な手法とは全然違います
かなりの工夫とテストを重ねて、このすくみ効果が活かせる設定にたどり着いたのです。
このすくみ効果を筆頭に、いくつかの利益を増やす施策を行うことですばらしいサイドFIREプランが完成しました。
順調にいけば、投資資金があまり多くない方でも10年以内にじゅうぶんサイドFIREが可能なプランです。