
カナダドル円のトラリピでたくさん利益が出る設定が知りたい
そんな声にお応えしちゃうよ~


そわそわしすぎ・・
最適な設定を探すためには、過去の値動きに運用設定を当てはめるバックテストという方法が使われます。
今回はそのバックテストを使ってトラリピで大人気のカナダドル円の最強設定を探し出しました!
カナダドル円の最強トラリピ設定は0.25円/2.6円

結果から先に言うとカナダドル円の最強設定はトラップ幅0.25円、決済幅2.6円でした。

前回とかなり違うね・・
詳細はこちらになります。
レート | 買/売 | トラップ幅 | 本数 | 決済幅 |
---|---|---|---|---|
72~87円 | 買 | 0.25円 | 61 | 2.6円 |
97~102円 | 売 | 0.25円 | 60 | 2.6円 |
カナダドル円のバックテスト環境は?

エクセルだけでテストが完了するバックテストツールをアビさん(@chan_abi_blog)が開発してくれました。
トラリピのバックテストツール作りました!
— アビ@トラリピFX (@chan_abi_blog) April 28, 2020
・本家「運用試算表」と同じ入力方式
・複数通貨にも対応
・累計利益と必要資金がすぐ分かる
良い通貨ペアの組み合わせや、設定を見つけたらシェアしてくださると嬉しいです!
使い方やダウンロードはコチラ↓https://t.co/z1hYFNpTDQ#トラリピ pic.twitter.com/BIcdbviErS
直感的に使えるバックテストツールでとても使いやすいです。
すでに主要通貨ペアのデータも5年分入っているので、すぐに使えます。
今回は爆速にアップデートされたこのツールで再検証を行います。
カナダドル円のバックテスト設定

2015年6月~2020年5月までのデータを使って前回と同じように5年間のバックテストを行います。
- 74~90円【買】、90~106円【売】のハーフ&ハーフ設定
- さまざまなトラップ幅、利益幅でテストを実行
- 【結果】1円トラップ幅/1.25円利益幅がベストの設定と判明
- 利益率は年利18.74%
思うところがあって今回は72~87円【買】、87~102円【売】と設定レンジを大きく変えてみました。
さまざまなトラップ幅と利益幅でテストすることはかわりませんが、ツールが爆速になったのでかなり多くのテストを行うことができました。
カナダドル円トラリピのバックテスト結果

テスト結果が多いのでトラップ幅ごとに結果をわけてみていきます。
トラップ幅0.25円のテスト結果

いきなりスゴい結果になりました

設定レンジを変えたらいきなり前回をはるかにしのぐ好成績が出ました!
トラップ幅0.25円では決済幅を増やすほど利益が出る傾向がありました。
いちばん利益が出たのは利益幅2.6円の36.77%でした

決済幅が違うだけでかなり利益額がかわるのね

トラップ幅が同じということはリスクは同じ、いかに利益幅の設定が大事かがわかるね

簡単に言うと、利子が全然違う銀行にお金を預けているようなものだね
トラップ幅0.5円のテスト結果

トラップ幅0.5円でも決済幅は広いほうが利益率があがる傾向はかわりませんでした。
いちばん利益が出たのは利益幅2.1円の35.21%でした

トラップ幅0.25円と0.5円の結果はどちらも遜色ないね
トラップ幅1円のテスト結果

驚いたことにトラップ幅1円の結果はあまりよくありませんでした。
いちばん利益が出たのは利益幅1.4円の31.06%でした

前回はトラップ幅1円/利益幅1.25円がベストだったからだいぶ違うね

そうだね
今回のバックテスト結果の分析

なんと今回は前回とかなり違う結果が出てしまったので、それについて分析していきます。
基本的に利益幅が広いほうが利益率が高い
前回は1円トラップ幅/1.25円利益幅がベストで利益率は18.74%という結果でした。
今回は前回より軒並みよい結果が出ていますが、利益幅が広いほうが利益率が高くなる傾向はかわりませんでした。
トラップ幅は0.5円までがよい
トラップ幅は今回0.25円、0.5円、1円の3種類しかテストしませんでしたが、最大利益率でみると1円トラップは他の2つより5%ほど見劣りしてしまいます。
トラップ幅は0.5円までがよさそうです。
もっとも大切なのはトラップレンジだった!
今回のテスト結果は前回より相当よくなりました。
使ったデータは前回も今回も5年分の1時間足で期間も前回から2か月しかズレていません。
利益率を大きくかえた原因はトラップレンジを変更したことだと考えられます。
72~87円【買】、87~102円【売】がよい
バックテスト結果の注意点

新しいバックテストの結果ではカナダドル円では0.25円/2.6円が最強設定だと判明しました。
ただしこの結果には注意点があります。
3つの注意点
・スプレッドが考慮されていない
・スワップが考慮されていない
・バックテストの精度
テストにはカナダドル円のスプレッドは含まれない
このバックテストツールはスプレッドを反映していません。
よって実際より良い結果が出ています。
もしあなたがマネースクエアのトラリピかトライオートFXで自動売買を行うのであれば、そちらのホームページでテストすることをお勧めします。
カナダドル円のスワップも含まれない
同じくスワップも考慮されていません。
現在の状況だとプラススワップをもらえる場面が多いはずなので、実際はもう少し利益が出るはずです。
また、トラップ幅によってスワップ益が大きくかわった場合は今回のテストの精度は落ちてしまいます。
バックテストツールの精度
非常に良いバックテストツールですが、アビさんが自作されたものです。
充分な検証はされているようですが、結果に多少の誤差はあるかもしれません。
カナダドル円過去5年のヒストグラム(おまけ)

このバックテストツールにはヒストグラム(分布図)を出す機能もあるので発表します。

この5年では83円にレートが滞在することがいちばん多く、レンジはほぼ74円~102円までということがわかります。
じつは前回はバックテストをした後にこのヒストグラムを出して発表しました。
今回はヒストグラムを元に設定レンジを変更したら大きな効果がでました。
カナダドル円のトラリピ最強設定がわかった

あえて注意点なども書きましたが、前回をも大きくしのぐカナダドル円のトラリピ最強設定がわかったことは大きな収穫です。
わかっただけでは意味がないので、今後この結果をカナダドル円の手動トラリピ運用に活かしていくつもりです。

有益なトラリピ設定がわかってよかった

3か月まえも変更したけど、また設定変更するかな
アビさん今回もどうもありがとう
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