ユーロ円売りリピート売買は【時間】が継続判断のカギ

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めがねこ
めがねこ

ユーロ円の暴騰ツラいですね

わたしはユーロ円の売りリピート売買をほぼ4年間行ってきました。

そして2023年8月14日にすべて損切りしました。

このブログではその損切りの効果測定を行っていきます。

ユーロ円の売りトラリピ(リピート売買)を行っている方の継続判断において少しは参考になるはずです。

目次

ユーロ円売りリピート売買の運用結果と途中損切り情報

最終的な運用結果は-954,399円でした。

損切りは最後の全損切りを含めて5回

一度ではなく段階的に損切りを行い、最後にすべての運用を停止しています。

運用の経過はこのようになっています。

運用開始日2019年9月2日
損切り13000通貨2023年4月13日
損切り7000通貨2023年5月19日
損切り8000通貨2023年6月15日
損切り6000通貨2023年8月10日
損切り27000通貨(撤退)2023年8月14日

運用の実績については専用ページにまとめてあります。

もしユーロ円売りを今日までずっと続けていたら?

わたしはユーロ円売りリピートを4月から段階的に損切りし8月14日に完全に撤退しました。

その成績が-95万だったことを前の章ではお伝えしました。

では、もし損切りを全く行わなかったらどうなっていたでしょう?

このブログを書いている2023年8月22日までユーロ円リピート運用を続けていたら、いくらぐらい金額に差が出たのか算出してみました。

スワップ額は日々変動するのでざっくりとした平均額を算出し適用しました

もしすべてのユーロ円ポジションを今日まで保有していた場合、スワップをさらに53,139円取られていたことになります。

さらにユーロ円のレートが159.3円だったら(22日朝8時のレート)、損切り時よりさらに-310,270円の評価額がついていたことになります。

もし運用を縮小せずにここで一気に損切りしていたら、さらに36.3万円赤字が増えていた

わたしのユーロ円の最終実績は-95.4万円だったので、もしここまで引っ張っていれば合計の損失は131.7万になっていたのです。

めがねこ
めがねこ

こうみると損切りはやってよかった気がする

ちゃっぴ
ちゃっぴ

大損で落ち込んでたけど、さらなる大損をふせいでいたのかもね

ユーロ円のマイナススワップの影響を算出する

ここまでは、過去と現在の話をしました。

ここからは予測がむずかしい未来をおおまかに想定してみたいと思います。

未来を想定する上で、レートの予想は難しいので省きます。

スワップについては当面は大きく上下することはないと思われるのでいまのスワップ額(-180円/1万通貨)で試算してみます。

もし、めがねこがユーロ円を損切りせずに満額で運用し続けた場合の想定額が下の表です。

ブログ執筆時の2023年8月22日は、先ほど計算した通り満額で運用していれば36.3万円ほど、損失が増えていた試算です。

これが1か月後だと差額は-39.6万円
3か月後だと-46.2万円
そして6か月後だと-56.1万円です。

ここにはスワップと差損(評価額)が含まれていますが、評価額の未来の動向はわからないので今日(2023/8/22)と同じレートだと仮定して試算しています。

整理すると

①2024年2月下旬までに1回もレートが149円以下にならず
②その時のレートが今と同じ159.3円だったら
差額は-56.1万円になる

これはあくまでも差額ですので、実際はすでに運用を終了して確定した-95.4万円にのっかってきます。

つまり、この頃の成績は-151.5万円ほどになっているということです。

ちゃっぴ
ちゃっぴ

ちなみに運用資金は150万円なので、実際はこの状態になるはるか前にロスカットになります

ユーロ円を継続するかどうかのカギは時間

ユーロ円の売りリピートを続けるかどうか判断に迷う時、考慮すべきことは3つです。

  • 今後のレート変動
  • スワップ動向
  • レートが下落するまでの時間

今後のレート変動の予想は非常にむずかしいものの、長い目で見ればレートが下落する可能性は非常に高いと考えています。

為替レートは上下するものですし一方的に動き続けることの方が少ないからです。

スワップ動向については、世界の大きな経済状況の流れをみると1年以内にはスワップが減少していく可能性が高そうです。

ただしこの効果測定を見てわかるのはレートが大きく下落するまでの時間を見積もる大切さです。

現在のレートは159円超え、もし半年以内に149円以下になること(利確)がなければ恐ろしい額のマイナススワップが日々襲い続けます。

わたしの感覚では、どんなに多くの資金を投入している人でも(一般的な上限が150円のワイドレンジ運用なら)ガマンできるのはあと半年ほどが限度だと感じています。

予測がむずかしいのは承知していますが、それでも何時までにレートが150円を大きく割り込むかを想定することがユーロ円リピート継続/終了を判断するカギです

なぜかユーロ円のトラリピ戦略を行っている有名な発信者達は、この時間の影響について発信することにとても消極的です。

時間の影響を考えなくても、確実にその影響はマイナススワップという形で運用成績に刻まれます

わたしはユーロ円リピートをやめるべきと言っているのではありません。

継続する場合には、マイナススワップ×日数の影響をしっかりと算出しないと継続判断が難しい状況にまで陥っていると提言したいのです。

そうすると、おのずとユーロ円レートが下がるまでの日数の「予測」が必要になってきます。

全く予測しないのがワイドレンジのトラリピだとおっしゃる方もいますが、いまはそんなことを言っていられる状況ではないのです。

予測する力がなくても、無いなりに予測して対応しなければ全資金を失う可能性さえじゅうぶんにあるのです。


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