2022年4月現在、取引しているスイスフラン円の評価額は-60万円を超えています‼
本ブログの想定レートを大きく超えてしまっていますのでご注意ください
あまり知られていませんが、このトラリピ風裁量トレードはわたしが行っている数あるFX取引の中で1,2を争うくらい利益が出ている戦略です。
損出しをしたので利益が減ってしまいました・・・
ちなみにもっとも利益が出ているFX投資はQUOREA FXです♪
手動リピートとは違い、自分で考えながら取引を行う余地があるので100%の再現は難しいですが、多少トラリピの知識があればマネするのはそんなにむずかしくありません。
あなたの知識を活かして普通のトラリピではありえない利回りを目指すのはいかがでしょうか?
すごく成績がいいので、複利効果で少しずつ運用を拡大中です。
トラリピ風裁量トレードとは?
トラリピの知識を活かした裁量トレードです。
- 1回のエントリーは小さめ
- トラリピのようにナンピンしていく
- レンジを形成している通貨ペアの下限または上限に近めの位置でのエントリー
このように裁量トレードとはいえ、トラリピの特徴が色濃く反映されているトレード方法になります。
もう少しトラリピ風裁量トレードについて知りたい方は前回のブログを見てください。
トラリピ風裁量トレードの準備
裁量トレードとはいえ、確実に利益をあげたいのでしっかり準備をしましょう。
準備では次の3つを確認、決定していきます。
- 資金額の確認
- 仕掛ける通貨ペアと開始レートの選定
- ①②の情報を元にプランを練る
トラリピ風裁量トレードの資金額
このトラリピ風裁量トレードにいくらの資金を投入することが可能かを確認しましょう。
すべての投資は資金管理が重要です。
資金を決めずにトレードをはじめてしまうと負ける確率が上がります。
わたしは資金30万円で3通貨ペアでした。
➡利益が増えて4ペアに増やしました
トラリピ風裁量トレードで仕掛ける通貨ペアと開始レートの選定
まずはトラリピの知識を活かして、レンジ相場になっている通貨ペアを選びます。
さらに、チャートを見てチャンスになるレートを見つけ出します。
やり方についてはユーロドルを使って前回のブログで流れを説明しました。
実際に選び出したチャンスレートは以下の4つです。
チャンスレート
通貨ペア | レート | 売/買 |
---|---|---|
ユーロドル(EURUSD) | 1.18以上 | 売 |
ポンド円(GBPJPY) | 137.5以下 | 買 |
ユーロポンド(EURGBP) | 0.900以上 | 売 |
スイスフラン円(CHFJPY) | 114.7円以上 | 売 |
めがねこはマイナススワップが嫌いなのでスワップがプラスになるものを選んでいます。
トラリピ風裁量トレードのプランを練る
資金額と上記のチャンスレートを元にプランを練ります。
本当はしっかりしたプランを練るべきですがめがねこはかなりざっくりしたプランにしています。
ここでは試算は避けますが、トラリピの試算表と同じ考え方でポジション数を決めましょう。
具体的には資金額とすべてポジションを持ったときの含み損を考慮して、1回のポジション数やポジションを持つトラップ幅を決めます。
ユーロドル(EURUSD)のプラン
1.18~1.20の範囲にレートが収まる可能性が高いので、1.18を超えたら2000~3000通貨で売りを入れる。
さらに50pipsほどレートが上がったら2000~3000通貨ずつ足していく。
70pips値幅が取れたら決済する。
最近めっちゃ利益が増えてきたからちょっとリスクを増やそうと思うよ
最近は利益がかなり増えてきたので、8月中旬からは以下の設定で運用してみます。
トラップレート下限:1.18
トラップ幅:0.001
決済幅:0.01(100pips)
ポンド円(GBPJPY)のプラン
137.5円を下回ったら2000~3000通貨を買いを入れる。
138円になったら決済
レートは125円くらまでなら充分に下がる可能性があるので、137.5円からさらにレートが下がったら1円以上の幅を確保して、2000~3000通貨で買いのポジションを追加していく。
ユーロポンド(EURGBP)のプラン
レートが0.9を超えたら2000~3000通貨で売りを入れる。
レートが上昇したら50pipsをめどに売りを追加していく。
史上最高値が0.95付近なのでレートがあがったら積極的に狙っていく
フラン円(CHFJPY)のプラン
レートが114.7円を超えたら2000~3000通貨で売りを入れる。
レートが上昇したら0.5円をめどに売りを追加していく。
めがねこはこの戦略をはじめてからかなり利益が増えてきたので、2021年4月から20pipsごとに1000通貨ずつ売りを入れる方法に変更しました。
利益幅は暫定的に0.7円にしています。
トラリピ風裁量トレードのわかりやすい解説
トラリピ風裁量トレードは過去5年間でレートがあまり滞在しないような高値、もしくは低値になったら取引をするトレード方法です(チャートで黄色く塗られたエリア)
そこから、ほとんどの期間滞在しているエリア(色が塗られていないエリア)にレートが戻ってくれば利益がでるので、勝率が高くなります。
あらためて4つのチャートを見てください。
黄色いエリアの滞在時間の短さを比べてみるユーロポンド(EURGBP)が1番短くて、次にユーロドル(EURUSD)、そしてポンド円が1番長くなっています。
黄色のゾーンの滞在時間が短い方がより色が塗られていないエリアに戻りやすいということになるので、短い通貨ペアの方がよりチャンスが大きいということになります。
トラリピ風裁量トレードの通貨ペアごとの実績
前回のブログでも実績を紹介しましたが、ここでは定期的に実績を更新していきます。
2020年9月17日からトレードを開始して2021年10月18までの13か月の実績です。
ユーロドル(EURUSD)
総利益 (内スワップ) | +96,819円 (3,071円) |
決済回数 | 100回 |
平均ポジション数 | 1480通貨 |
現在の評価損益 | 0円 |
ユーロドルはレンジを出たり入ったりしていましたがとうとう2021年10月には基準の1.18というレートを大きく下回ってしまいました。
10月18日時点では1.16までレートが下がったのでしばらく運用を行うことはないかもしれません。
ポンド円(GBPJPY)
総利益 (内スワップ) | +44,209円 (198円) |
決済回数 | 26回 |
平均ポジション数 | 3846通貨 |
現在の評価損益 | 0円 (ポジションなし) |
ポンド円は当初はかなり攻めたポジションだったので利益が多めですが、これは単なるラッキーです。
現在は1回のポジション数を2000通貨くらいからはじめて安定を狙っています。
なお、現在は仕掛けレンジを外れてしまっているので2021年春からずっと取引はありません。
ユーロポンド(EURGBP)
総利益 (内スワップ) | +42,579円 (143円) |
決済回数 | 30回 |
平均ポジション数 | 2200通貨 |
現在の評価損益 | 0円 (ポジションなし) |
いちばん理想に近い形でトレードできていましたが、2021年1月中旬にレンジから外れてしまいました。
現在はレンジから大きく外れているので、しばらくの間トレードはなさそうです。
次に仕掛けレンジに戻ることはかなり先だと思いますが、そのときは大チャンスなので大きく仕掛けてみるつもりです。
スイスフラン円(CHFJPY)
総利益 (内スワップ) | +73,270円 (+941円) |
決済回数 | 84回 |
平均ポジション数 | 1381通貨 |
現在の評価損益 | +3,749円 |
損出し額 (内スワップ) | -124,541円 (+2,835円) |
2020年11月下旬から追加でスイスフラン円でのトラリピ風裁量トレードをはじめてみました。
ちょっと仕掛けレートが低すぎたので含み損が多めになっています。
2021年10月にはレートが大きくあがってしまい損出しを行いました。
さらに11月の第3週にはよりよいFX口座を求めて追加の損出しを行っています。
なお、損出しのポジションについては仮の決済なので決済回数と平均ポジション数には数値を反映させていません。
トラリピ風裁量トレードの総合成績
期間 | 2020/9/17~2021/11/20 |
準備資金 | 30万円 |
総利益 | +132,336円 |
現在の評価損益 | +3,749円 |
利回り | +37.81% |
純利益 | +136,085円 |
純利回り | +38.88% |
総利益を準備資金で割って年利換算した利回りは38.88%でした。
追加で損出ししたのに成績があがってる!
損出しは必ずしも成績が下がるわけではないからね
気を付けてほしいのは、わたしと同じように資金30万で運用をするとレートが史上最高値や最低値になってしまった時にはロスカットになってしまうことです。
このことも踏まえて準備資金(元入れ金)という書き方にしています。
このトレードはトラリピと違い自分で仕掛ける幅や通貨数を柔軟に変えられるのでわたしは30万円+すでに獲得した13万円を合わせ43万円で運用をおこなっています。
利益が増えるごとに複利効果を狙ってトラップを少しずつ密にしていましたが、今回はその影響でスイスフラン円で膨大な含み損が発生しました。
そのため損出し(一時的にポジションを決済すること)を行ったため、表面上の成績がガタ落ちしてしまいました。
この成績はもしスイスフラン円のレートが戻ってくれれば回復します。
2021年の凪(なぎ)相場でも圧倒的に稼ぎ続けるトラリピ風裁量トレード
トラリピを運用しているとレンジ相場の下限または上限に近いチャンスレートがわかるようになります。
また、1回のエントリーを少なめにして、レートが逆行してしまった時にナンピンをすれば、トラリピのように損失金額のリスクを抑えれらます。
この知識を活かして、少なめの資金ででトレードできるのがこのトラリピ風裁量トレードの特徴です。
資金に対して利益率もよく非常に優れた方法です。
たったひとつの弱点はチャンスになる機会が少ないことです。
このため、できるだけ多くの通貨ペアでこのチャンスレートを見つけておくとよいでしょう。
このトラリピ風裁量トレードは工夫をすれば再現性があり、さらに多くの利益を獲得できることを体現した戦略です。
2021年はかつてないほどレートが動かないと言われています。
その中でこれだけの実績を出すことができました。