【お詫び】
この度、ロシアのウクライナ侵攻にともない国際的決済網であるSWIFTからロシア通貨をいちぶ排除するという決定が下されました。
これを受けてロシアルーブル円のレートは大きく下落し、価値は半値近くまで下がっています。
2022年2月28日午前10時頃の配信レート情報
このため、当ブログで行っている運用でも推奨資金で運用すると完全にロスカットレートを下回る事態が発生しています。
資金35万円手動トラリピ
資金10万円新LIGHTFXめがねこ
ブログに記載されているロシアルーブル円の運用プラン、資金、設定等の情報を参考に取引いただいた方々、大変申し訳ございませんでした。
わたしがブログで発信している情報の見立てが甘かっため、参考いただいている皆様には大きなご迷惑をおかけいたしました。
当ブログでは2年半の運営期間の間、未来のレート想定において若干の想定外はございましたが、ここまで現状と剥離する状況になったことはこれまでございませんでした。
そのため、ブログ記事内では強気ともとれる書き方がされている箇所が少なからずございます。
これまでご信頼をいただいていた読者の皆様にお伝えするのは大変心苦しいのですが、今回の件を踏まえまして、当ブログの情報及び検証の妥当性の信頼性は下がったことを謹んでご報告いたします。
みんなのFXとLIGHT FXに実装されることになったロシアルーブル円
ロシアは政策金利が高く、ルーブル円は多くのスワップ益が期待できるのが特徴です。
また、レートは約1.5円と非常に安くなっているのも取り入れやすいところ
手動リピート向きなら、やっても面白そうなので検証してみます。
さっそくはじめよう
ロシアルーブル円のレート推移
手動リピートの設定を考える上でレート推移の検証は欠かせません。
ロシアルーブル円のここ10年の価格推移をみていきましょう。
続いて過去5年間のレートです。
最高値が1円以上も安くなっていることがわかります。
そして、最後に過去3年のレートです。
最高値は過去5年と比べて下がってはいるものの、値はそれほどかわりません。
つまり、下げ止まりの傾向があるとみてよいと考えられます。
平均値を過去5年と比べてみても、0.1円ほどしか下がっておらず横ばいに近づいてきたと言えそうです。
上記のレート状況をふまえて、RUBJPYの手動リピート設定を考えていきます。
ロシアルーブル円の手動リピート設定レンジ
ロシアルーブル円のチャートはレンジとは言い難く、どちらかというとメキシコペソ円や南アフリカランドのチャートに似ています。
そういえば高金利通貨というところも似ていますね。
そのため、あまり高値は追わず安値の方に注意して設定を組むとよい結果が出そうです。
過去5年のロシアルーブル円のチャートをベースにして、高値と安値にやや余裕を持たせてナナメの線を引いてみました。
そうするとレンジは1.1円~1.8円までになりますので、この範囲でトラリピ設定を行っていきます。
なぜナナメの線を元にして設定を行うかは、こちらのブログにて説明しています。
ロシアルーブル円の手動リピート設定
ロシアルーブル円(RUBJPY)が高金利通貨であり、かつ長期では右肩下がりのチャートであることを踏まえ、このような設定を考えました。
この設定での資金やロスカットレートはこのようになります。
必要資金 | 35万円 |
ロスカットレート | 1.1075 |
みんなのFXではルーブル円のレバレッジが10倍なのでそれを元に計算しました。
計算方法はこちらのブログの方法を使っています
これをチャート上に反映させるとこのようになります。
高金利通貨ペアはレートが上がりにくいと考え、トラップレンジの最高値は1.8円です。
この設定でも史上最安値より約0.19円も安い1.1円ほどまで耐えられます。
さらに、めがねこはここで先リピという戦略を使い現レートの1.51円で1.8円までのトラップ30万通貨分を一気買いします!
この先リピを行えば、もし今からレートが下がり続けた場合、ロスカットレートが1.05円まで下がります。
つけ加えて、レートが上がり続けた場合は普通のトラリピより利益をかなり増やすことができるのです。
人民元円で大きな威力を発揮した先リピはかなり有効な方法だと考え積極的に使ってみました。
ロシアルーブル円(RUBJPY)を手動リピートに採用した理由
ルーブル円を手動リピートに採用した理由はいくつかありますが、1番の理由はクロス円買いのトラリピを探していたタイミングだったということに尽きます。
わたしは0円トラリピと命名して、クロス円の買いトラリピとユーロ円の売りトラリピで異通貨ハーフ&ハーフのような運用を行っています。
そんな中、クロス円の買いトラリピが軒並みレンジアウトしてしまい、そのバランスが崩れてしまいました。
そんな中、ユーロ円と相関性がありそうでレートが上がりすぎていないルーブル円はうってつけでした。
上記は、ユーロ円(青)とルーブル円(赤)のチャートを並べたものです。
あまり強い相関とは言えませんが、それなりに連動していることがわかります。
さらに最近は相関が崩れていますが、また相関性が戻ればユーロ円は下がりルーブル円は上がるという展開まで期待ができるのです。
今後の相関についてはやや希望的観測だけどね
またメインの理由ではないのですが、史上最安値がコロナショックではなく2020年11月であるのも見逃せないポイントです。
知っての通り、トラリピではすべての通貨ペアが同じ動きをするとリスクが増します。
そういう意味でメキシコペソ円や南アフリカランド円は史上最安値
カナダドル円や豪ドル円などの資源国通貨ペアでもここ8年ほどの最安値をコロナショックで記録し、そこからレートが大きく戻っている通貨ペアばかりです。
そんな中で違う値動きをするルーブル円をトラリピに組み入れることは、なかなかよいアイデアだと考えます。
ルーブル円は手動リピートでやってみる価値はあり
ロシアのルーブル円の動きはあまりはげしくないので、そういう意味では手動リピートには向いていないのかもしれません。
ただ、ここ数年のレートは安定していて、スワップ額もメキシコペソ円や南アフリカランド円のようにかなり期待できるので、スワップ投資としてみると面白い通貨ペアです。
トラリピは、安くなったら買い増し、高くなったら売る戦略なので、リスクを抑えたスワップ投資とも考えることができます。
特に値動きが少なめのルーブル円は積極的なトラリピ通貨ペアというよりは、スワップをジワジワためる戦略がよさそうです。
運用実績をまいつき更新しています