一定の値幅ごとにFXの売買を繰り返す自動売買ツールであるトラリピは提示されるスプレッド幅が非常に大きい。
競合他社のアイネット証券のループイフダンも通常のFX口座とは雲泥の差がある。
トラリピのスプレッド差を比較
米ドル/円 | メキシコペソ/円 | カナダドル/円 | ユーロ/米ドル | |
---|---|---|---|---|
トラリピ | 3.0 | 2.5 | 5.0 | 4.3 |
ループイフダン | 2.0 | 7.0 | 5.0 | 2.0 |
LIGHT FX | 0.2 | 0.3 | 1.6 | 0.3 |
DMM FX | 0.2 | – | 1.7 | 0.4 |
トラリピ、ループイフダンなどの自動売買口座とLIGHT FX、DMM FXなどの通常口座を比べると差は歴然。
ここまでスプレッドに格差があるのに、トラリピやループイフダンなどのリピート系自動売買は大人気。
そして、大人気がゆえに他社がどんどん参入しているのが現状だ。
トラリピが大人気なヒミツ
トラリピやその他のリピート系自動売買がここまで人気があるのは納得だ。
理由は非常にシンプル。
みんながFXで利益を求めている
↓
リピート系自動売買は勝率が高い
↓
大人気
9割以上は損をしていると言われるFXで、トラリピでは利益を出す人が6割とも8割とも言われている。
もちろんトラリピで損失を出す人も一定数いるが、利益を出せる割合が段違いなのだ。
これは他のリピート系自動売買でも全く同じことが言える。
激高なスプレッドなんとかならない?
とはいえ、スプレッドはほぼ手数料と同義なので、できれば安いほうがいい。
勝率が高いからトラリピをやるのに、通常口座の3倍~20倍もあるスプレッドに満足している人は少ない。
そこでこんな疑問はわいてこないだろうか?
そもそもトラリピは難しい売買システムなのだろうか
トラリピは非常にシンプル
実はトラリピはとてもシンプルな取引戦略だ。
トラリピとは元々トラップ&リピート イフダンの略語。
トラップ→あらかじめ
リピート→繰り返す
イフダン→イフダン注文
・・・という意味
通常口座でもトラリピができる
やり方さえわかれば通常のFX口座でもトラリピと全く同じように運用することが可能だ。
これを、ちまたでは手動リピートというが、慣れてしまえば難しいことは何もない。
ただし、手動であるがゆえに、ときおり自分で発注するというひと手間が加わる。
要はこの手間代がスプレッドの差に見合うかというところが、トラリピを使うか手動リピートを行うかの分岐点になる。
手動リピートの世界をのぞいてみよう
わたしは生まれて一度もトラリピ口座を持ったことがない。
はじめから手動で同じようなことを行っていたので、トラリピを知ったのは、いわば逆輸入のような形だ。
そしてトラリピや他のリピート系自動売買をみるたびに、スプレッドが高すぎるとついつい感じてしまう。
もちろん、トラリピにも大きなメリットがあり、万人に手動リピートをすすめる気はない。
ただ、明らかに「もったいない」と感じてしまう方々に出会ってきたのも事実。
もし、トラリピについて知見があるのならぜひ手動リピートも検討してみてほしい。