トラリピなどのリピート系自動売買では、本家トラリピ
はスワップが低め、ループイフダンはスワップが高め(スプレッドは広め)という傾向があります。
それなら手動リピートはどうでしょう?
FX口座を選び放題だからスワップいっぱいもらえそう・・・
トラリさんのように考える人は多そうですが、なにしろネットにもほとんどデータがありません。
そこでTwitterでこの件についてツイートしてみたところ、多くの方が手動リピートのスワップについて興味をもっていました!
手動リピートってスワップがどれくらいもらえるんだろう?って興味ある人いる?🙄
— めがねこ@手動リピートのパイオニア (@meganekofx) December 2, 2020
いいねが50以上ついたら、取引の8~9割は手動リピートのめがねこのスワップ額やら割合やらを検証するブログ書きます。
いいねが少なかったら興味ある人が少ないってことでやめとく(笑)
興味があるなら書かねばなるまい、なぜなら知りたいことを書くのがブログの本質なのだから・・・・
というわけで手動リピートのスワップ額を発表します!
2021年1月1日~8月21日のスワップもあらたに追記しました
手動リピートのスワップ額の対象と集計期間
対象
わたしは、手動リピートをメインにFXを行っていますが、手動リピート以外の取引も行っています。
今回は、以下の理由からすべてのFX取引のスワップ額をもちいることにしました。
- 手動リピートの取引額が全体の8割以上を占めていること(取引回数ベースだと90%以上)
- 他のFX取引においても手動リピートとスワップ額の割合において大差がないと考えられること
- そして、手動リピートの取引だけを集計すると膨大な時間がかかること
↑ココ(自分的には)大事
このようなワケで手動リピートといいつつ、FX取引全体のデータになることをご了承ください。
なお、実際の取引割合などの詳細が知りたい方はFXの運用実績を追っていただけるとわかります。
FX取引の概要が知りたいかたはポートフォリオをどうぞ♪
集計期間
集計期間は2019年12月30日~2020年11月28日の約11か月間です。
FXの収益とスワップ額を抽出して、いろいろ比較していきます。
期間中の手動リピートなどのスワップ額
期間中のスワップ額
期間内に2,000を超える決済約定がありました。
なお、事前にTwitterでスワップの額を予想してもらった結果はこのようになりました。
【手動リピート等のスワップ】
— めがねこ@手動リピートのパイオニア (@meganekofx) December 2, 2020
集計期間の確定利益はざっくり100万でした
このうちスワップはいくらだったでしょうか?
10万円未満が1番おおかったね
実際のスワップ額はこのようになりました。
マイナススワップの合計 | -57,353円 |
プラススワップの合計 | +309,100円 |
差額 | +251,747円 |
期間中のすべてのFX損益
ここで、期間中のすべてのFX損益の合計も見ていきましょう。
過去のブログを見てみると2019年12月末の合計実現損益は+390,836円でした。
そして今年11月28日の合計実現損益は+1,399,195円です。
つまり、期間中のFX収益は1,008,539円ということになります。
期間中のFX損益は+1,008,539円 (1,399,195-390,836)
手動リピートなどのFX取引におけるスワップ額の割合
すべての損益におけるスワップ額の割合をみてみましょう。
FX全体の損益が+1,008,539円で、そのうちスワップ額は+251,747円でしたので、割合としては24.95%になりました。
24.95%がスワップ益
通貨ペアごとのスワップの内訳
リクエストが多かったので主要な通貨ペアごとのスワップ額の内訳を調べてみました。
プラススワップ
通貨ペア | スワップ額 | FX口座 |
---|---|---|
メキシコペソ円 | 180,661円 | セントラル短資FX みんなのFX LIGHT FX |
人民元円 | 53,672円 | LIGHT FX |
トルコリラ円 | 27,498円 | LIGHT FX |
南アフリカランド円 | 15,194円 | LIGHT FX |
豪ドルNZドル (オージーキウイ) | 8,702円 | みんなのFX |
ドルフラン (USDCHF) | 6,027円 | みんなのFX |
カナダドル円 | 4502円 | みんなのFX |
ユーロ円 | 3,621円 | みんなのFX |
その他 | 8,503円 |
マイナススワップ
LIGHT FXが気になる方にはレビュー記事もあるよ♪
スワップ額の検証
ここで実際のスワップ額について検証します。
手動リピート以外のFX取引の影響について
手動リピート以外のFX取引の損益は約20万円でしたので、全体の2割ほどでした。
そのうちユーロズロチとユロ人という投資はスワップ額が多くなりそうだったので、独自にスワップ額の割合を算出してみました、
2つを合わせた損益が110,641円、スワップ額が16,390円でしたのでスワップ額の割合は14.8%でした。
この結果を加味すると、手動リピートのスワップ額の割合は24.95%よりさらに多かったと判断できます。
FX口座のマイナススワップの取り扱いについて
マイナスのスワップ額は-57,237円でしたが、このほとんどは今年の前半に記録したものです。
今年の初旬までは、使用しているFX口座のいくつかにおいて毎日のスワップ額に小数点が出たらマイナススワップは切り上げというキビしい仕様でした。
これによりかなり影響を受けたと考えられるので、今後のマイナススワップは少なくなると予想されます。
通貨の政策金利とスワップの傾向について
歴史的なコロナショックを経て、先進国は政策金利を0%に近い水準まで下げました。
また新興国においても、政策金利は下落する傾向にあります。
このことを顧みると、今後のスワップ額は低水準が続くと考えられるので、スワップ額は大きく減るはずです。
スワップ額を集計する際の注意点
スワップ額は決済したもののみを対象にしました。
これはどういうことかというと、年をまたいで保有していたポジションにおいては、前年や2年前のスワップ額も含んでいることがあるということです。
逆に、未だに保有しているポジションのスワップ額は計算されていません。
プラスの要素とマイナスの要素があるので、条件としては公平のようにも思えますが実際の影響はわかりません。
今年からスワップ額が大きく目減りしたことを考えると、集計上のスワップ額は、本年度に獲得した額より多かったと考えるのが妥当だと思います。
【追記】2021年1月1日~8月21日のスワップ額
追跡調査で2021年1月1日~8月21日の約8か月間の決済利益に対するスワップ額も調べてみました。
調査対象は主に取引を行っているみんなのFXとLIGHT FXのポジションにおける決済利益です。
含みスワップについては考慮しません。
なお上記の他にDMMFXやセントラル短資FX、さらにはSBIFXトレードでも取引を行っています
DMMFXとSBIFXトレードについては取引額が少なかったので調査に含めていません
セントラル短資FXについてはスワップが毎日確定するので、良すぎる数字が出てしまうのでやめました
めがねこのブログでは良質な情報を提供することが目的です
はじめから「スワップが多いですよ」のようなポジショントーク(ある立場を前提としてそれに見合う情報だけを提供すること)はできるだけ避けています
期間中のスワップ額
期間内に350回ほどの決済約定がありました。
手動リピートでは利益幅を大きくとる運用にしたから決済の数がかなり減ったね
実際のスワップ額はこのようになりました。
マイナススワップの合計 | -2,528円 |
プラススワップの合計 | +130,449円 |
差額 | +127,921円 |
期間中のFX損益差益
ここで、期間中のすべてのFX損益の合計も見ていきましょう。
みんなのFXとLIGHT FXの決済履歴から計算しました。
+1,029,139円
スワップ額の割合
期間中の差益は+1,029,139円でスワップ額が+127,921円だったので合計+1,157,060円の決済益があったことになります。
この合計をスワップ額で割ったスワップ益の割合は11.05%となりました。
2021年1月~3月の3か月間でも集計したこともあったよ
その時は12.2%だったからだいたい10%以上というのはかわらないどん
【まとめ】手動リピートはスワップが段違いに多い
スワップ額を調べた結果、2020年に行った11か月のスワップ額の割合は25%弱とすばらしい結果が出ました。
しかしこれは、コロナショックの前の政策金利が高かった頃のスワップの恩恵をおおいに受けた結果です。
実際、2021年に行った8か月の調査ではスワップ額の割合は11.05%まで下がりました。
それでも世界の多くの国が低金利のコロナ渦で、ただ適切なFX口座で手動リピートを行うだけで全体の10以上もスワップ益が得られるという事実は大きな希望です。
さて、手動リピートのスワップ額の検証はいかがでしたか?
もし手動リピートに魅力を感じたのであれば、プラススワップは総合的に多めなのにマイナススワップは他のFX口座より少なめなLIGHT FXをオススメします。