これまでトラリピのブログをたくさん書いてきました。
でも、体系的に検証の重要度を示したものはなかったと思いつきこのブログにしたためました。
正しい方向に努力すればどんどん報われるという体験を、このブログを通じて少しでも共有できたらなによりです。
トラリピが利益を生む要素を3段階の重要度に分類
トラリピはFX投資の中のジャンルまたは手法です。
投資というからには当然リスクも存在します。
今回はそのリスクを軸にトラリピが利益を生む要素を3段階に分類しました。
- リスクと利益が完全に比例するもの
- リスクが利益に多少の影響を及ぼすもの
- 利益がリスクと無関係のもの
要素を3つにわけるとこうなります。
多くの人はトラリピはリスクが増せば、それだけ利益が増えると思っていますが、必ずしもそうではありません。
なかには、リスクとは無関係に利益があがるものもあるのです。
【第1の要素】トラリピのリスクと利益が完全に比例するもの
第1の要素はどの投資にも当てはまるもので、トラリピでも例外ではありません。
カンタンな話、投資額を倍にすればリスクは倍になり、利益も倍になるのです。
トラリピにおいては、トラップの数を倍にしたり、1回に仕掛ける通貨数を倍にすればリスクも倍になりますが、利益も倍になります。
第1の要素を使うと手軽に利益を増やる代わりにもれなくリスクも増えていきます。
ですから、トラリピの利益を増やす研究において、この第1の要素の重要度はもっとも低いものになります。
【第2の要素】トラリピのリスクが利益に多少の影響を及ぼすもの
トラリピを取り巻く要素は必ずしもリスクと利益が比例するものばかりではありません。
例えば選択する通貨ペアはどうでしょう?
トラリピ向きと呼ばれているカナダドル円、NZDUSD(NZドル/米ドル)、AUDNZD(オージーキウイ)は利益が増えやすいと言われています。
だからといって上記の通貨ペアはトルコリラ円のような通貨ペアと比べてリスクが高いですか?
そうではないことはトラリピを行っている多くの人が知っています。
どんな通貨ペアを選ぶかでリスクと利益は変化しますが、明らかにトラリピ向きの通貨ペアと向いていない通貨ペアが存在します
他にも複数の通貨ペアの組み合わせなどもこの第2の要素に含まれます。
つまり、第2の要素はリスクの振れ幅と利益の振れ幅が大きく違う要素ということになります。
さらにはトラリピのレンジなどもこの第2の要素に含まれます。
この第2の要素についてしっかり検証を行うことはトラリピの利益を増やすためにとても有効です。
【第3の要素】トラリピの利益だけが影響を受ける要素も実は存在する
あまり深堀りされていませんが、トラリピでは利益だけを増減させる要素というものも存在します。
第3の要素でもっともわかりやすいのがFX口座のスペックです。
スプレッドが狭く(そして開きにくい)、スワップ条件がよいFX口座でトラリピ運用を行えば、条件が悪い口座に比べて同じ運用でも利益が増えます。
にも関わらず、含み損や証拠金維持率などのリスクは全くかわらないのです。
他にも、利益幅がこれに該当します。
トラリピの理想的な利益幅についてはいろいろな意見があります。
それでもトラップ幅や通貨数が同じなら利益幅によって得られる利益の額が違うというのはまぎれもない事実です。
トラップ幅や通貨数はリスクに直結しますが、この利益幅についてはいくら変動させても全くリスクは変わらず、利益にのみ影響を与えるのです。
【トラリピの利益を決める3段階の要素】関連ワードと関連記事
上記のようにトラリピには利益を増減させる3段階の要素があり、その要素についていくつか紹介しました。
ここでは、それをリスト化してさらに当ブログ内の関連記事を紹介します。
【第1の要素】トラリピのリスクと利益が完全に比例する要素
関連ワード
・トラップ幅
・通貨数
【第2の要素】トラリピのリスクが利益に影響を及ぼす要素
関連ワード
・通貨ペア
・相関係数
・複数通貨ペア(組み合わせ)
・すくみ
・レンジ想定
【第3の要素】トラリピの利益だけが影響を受ける要素
関連ワード
・利益幅
・ATR
・バックテスト
・FX口座スペック
・ハーフ&ハーフ
・0円トラリピ
トラリピを活かすも殺すもあなた次第
トラリピは勝率が高い手法だと言われています。
そんな中でも、3段階の要素があり、それぞれの重要度が大きく違うこともわかりました。
なにごとでも成功を収めるには緻密な分析が大切です。
どんな分析に力を入れるべきで、どこは手抜きしていいかを判断して検証を行えば、結果に直結しやすくなります。
このブログでは普段わたしがほのめかしているものをしっかり体系的に表現することを心がけました。
この情報があなたのトラリピ運用の参考になれば幸いです。
検証の成果がギュッツとつまったプラン